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ポロロ超えるキャラクター“ロボカーポリー”…「アニメ韓流も夢ではない」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

パトカーポリー、救急車アンバー、消防車ロイなど「ロボカーポリー」のキャラクター玩具の前に立つオム・ジュヨン監督。(写真=ロイビジュアル)

第2の「ポロロ」と呼ばれ、キャラクター韓流をリードしている「ロボカーポリー」。パトカーポリー、救急車アンバーなど自動車の救助隊が主人公の4~7歳向け教育アニメだ。子供たちが直面する色々な事故や問題現場に救助隊が出動して問題を解決しながら関係を結ぶことの重要性、他人に対する配慮などを教える。

2011年EBS(韓国教育放送公社)で初放送され、フランス(カナルプラス)・日本(テレビ東京)・中国(CCTV)、ロシアなど世界54カ国に販売された。キャラクター玩具も大ヒットを続けている。国内だけで500万個以上売れて欧州でも反応が熱い。

「ロボカーポリー」の企画から製作を総括して別名「ポリーの母」と呼ばれるオム・ジュンヨン総監督(38、ロイビジュアル企画室長)。アニメ韓流を導いた功績で12日、大韓民国コンテンツ大賞で大統領表彰(海外進出有功褒賞)を受けた。11歳、8歳の2人の息子の母親でもある彼女はKBS(韓国放送公社)『雨具少年』(2005)、EBS『チロと仲間たち』(2010)などの子供アニメーションを作った。


「私も、もともと刺激的な趣向の日本アニメが好きなオタクでした。子供を産んだ後に考えが変わりました。教育的ながらも面白く、母親が子供たちに自信をもって勧められるようなアニメがあまりなかったのです。当時3歳の次男が兄について暴力的で単純な善悪構図を注入する日本の戦隊モノ(特殊撮影アクションもの)に熱狂するのを見て、これではいけないと思いました」

2007年「ロボカーポリー」が誕生した背景だ。母親の気持ちで作ったアニメらしく、面白味と教育的なメッセージを加えた。善悪の単純対比の代わりに共存を目指す「優しい」アニメだ。「私の子供たちも、保育園で大なり小なりの問題を体験していました。大人たちにしたらつまらないことでも子供たちには深刻です。子供たちが同じ年頃の集団で体験する、関係を結ぶ困難さを「事故」状況に設定し、これを解決する救助隊員をヒーローとして描きました」。

企画時から輸出やワンソースマルチユースを念頭に置いたのも大きな特徴だ。「アニメーションはフィルムの輸出や玩具販売がなくては制作費の回収ができない構造です。企画時から輸出はどれくらいできるか、玩具の市場性はどれほどになるのかを綿密に検討しました」。

男の子が好む自動車変身ヒーローだが、トランスフォーマーとは違うものにしなければならなかった。



ポロロ超えるキャラクター“ロボカーポリー”…「アニメ韓流も夢ではない」(2)

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