しかし参拝の背景が何であれ、安倍首相がこの日の記者会見と談話で明らかにした歴史観や参拝の理由は、一国の指導者としてあきれるという指摘が出ている。安倍首相はこの日の会見と談話で、「戦犯を崇拝するために参拝をしているという誤解に基づいた批判がある」と述べた。自分はそういうものとは関係なく、戦場で命を落とした人たちの魂を慰めるために靖国を訪れているにすぎないという主張だ。
靖国には現在、東条英機ら第2次世界大戦当時のA級戦犯14人の位牌が合祀されている。本来は犠牲者246万人の位牌があったところに、1978年、密かに極東国際軍事裁判でA級戦犯に分類されて死刑となったり獄中で死亡した14人の戦犯を「昭和時代の殉難者」という名前で合祀したのだ。日本は「戦犯を断罪して戦後秩序を受け入れる」という条件の下、サンフランシスコ講和条約(1952年)を通じて国際社会に復帰した。ところが約束を180度覆し、戦犯を英雄として祭ったところを参拝したのだ。
安倍首相「戦犯崇拝は誤解、韓日関係は大切…」(2)
靖国には現在、東条英機ら第2次世界大戦当時のA級戦犯14人の位牌が合祀されている。本来は犠牲者246万人の位牌があったところに、1978年、密かに極東国際軍事裁判でA級戦犯に分類されて死刑となったり獄中で死亡した14人の戦犯を「昭和時代の殉難者」という名前で合祀したのだ。日本は「戦犯を断罪して戦後秩序を受け入れる」という条件の下、サンフランシスコ講和条約(1952年)を通じて国際社会に復帰した。ところが約束を180度覆し、戦犯を英雄として祭ったところを参拝したのだ。
安倍首相「戦犯崇拝は誤解、韓日関係は大切…」(2)
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