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<フィギュア>「美しい最後」が何かを見せた日本の安藤美姫

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

安藤美姫(26)。

日本のフィギュアスター安藤美姫(26)が、魂を燃やして現役最後の演技を見せた。

安藤美姫は23日、埼玉のスーパーアリーナで開かれた全日本フィギュア選手権大会で、合計171.12点で7位となった。上位3人に与えられるソチ冬季オリンピック出場資格を得られなかった安藤は、競技後に公式に現役引退を宣言した。すでに安藤はこの日のフリープログラム出場前、自身のツイッターに「今日がきっと私の選手としてのラストスケート。羽ばたけるよう…心を込めて滑れるように…いってきます!選手として戻ってくるという選択に導いてくれた皆さんの応援に感謝」という言葉を残した。

安藤は日本フィギュア界の一時代を風靡したスターとして名をはせた。2007年と2011年に2度の世界選手権優勝をし、女子シングル選手の中で最初にクアドラプル(4回転)ジャンプを成功させた。しかし彼女に対する関心は選手生活の後半により一層集中した。2011年の世界選手権後しばらく引退していた彼女は5月に復帰宣言をした後、7月初めに未婚の母として出産した事実を告白して日本列島に大きな関心を呼び起こした。日本人の間では「誰が安藤の相手なのか」として疑問を提起する視線もあったが、未婚の母としてソチ冬季オリンピック出場に挑戦する安藤に拍手も送っていた。


安藤は出産問題で自身への関心が集まると静かに隠れて単独練習にまい進した。ソチ冬季オリンピックに出場する資格を得られる全日本選手権大会に出場するために2度の地方大会を勝ち抜いた安藤は、欧州に渡ってオーストリア、クロアチアなどでの大会に出場して実戦練習を重ねた。6日にはクロアチアのザグレブで開かれたゴールデンスピン・オブザグレブに出場して2位になり、共に出場した「フィギュアクイーン」キム・ヨナ(23)と親しげな姿を見せて注目された。

引き続き全日本選手権大会に出場した安藤は、自身のあらゆるものを燃やし尽くすように真摯な演技をして観衆から大きな拍手を受けた。1人の子供の母親として最善を尽くすという約束だけは守ろうとした安藤は演技を終えた後、感情が込み上げたのかこらえていた涙を流した。

安藤は競技後、「今日が選手人生で最もうれしい日」としながら「スケート人生17年、本当に感謝の気持ちだけ。安藤美姫というスケーターがどれほど私らしく生きてきたのかが大切。ここまで来ることができて幸せだと思う」と所感を明らかにした。自ら満足するほどに最善を尽くした安藤の挑戦が、美しく終わった瞬間だった。



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