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世界1位の半導体・造船に韓国が集中すべき理由

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
たい焼き。冬と言えば真っ先に思い出す国民的おやつだ。焼きいも、焼き栗もあるが汝矣島(ヨイド)ではたい焼きのほうがありふれている。汝矣島のたい焼き価格は3個1000ウォン(約97円)だ。驚くべき事実は徒歩でわずか10~20分離れた大方(テバン)駅のたい焼きの相場は5個1000ウォンで、新吉(シンギル)駅は7個1000ウォンという事実だ。汝矣島のたい焼きに金箔がまかれない限り価格差はこれほど大きくはならない。このような価格差は機会費用で説明するほかない。汝矣島で1000ウォンを節約しようと往復20~40分かけて歩いて行きたい焼きを買って食べるには機会費用が大きい。1000ウォン多く出して少しでも仕事を進めるのが能率的だと判断したわけだ。その機会費用が汝矣島のたい焼き屋が得られる追加収益だ。機会費用は世の中で起きる経済現象のうち多くの部分を説明する。この10年間の世界も機会費用で説明することができる。

過去10年間の世界経済は機会費用に基づいた比較優位体制だった。簡単な例として中国の安い人件費は米国人の労働時間を減らしてくれた。その時間に米国は自分たちが得意な創造的な思考を熱心にやった。その結果がスマート革命とシェール革命として現れた。中国も得たものは大きい。中国は内需経済を育てることができる1人当たり5000ドルを超える所得を確保した。安い労働力を10年間世界に提供した代価だ。

中国の人件費は上昇し米国の製造業は大きくなろうとする。この10年間にうまく成り立っていた分業体制がある瞬間から崩れ始めている。分業体制が崩れているという点は韓国企業が食い込める余地が減っているという言葉と同じだ。韓国が得意なもののうち世界ができないものをすばやく探してみる時だ。思ったよりも韓国が1位である産業は多い。半導体や造船がその例だ。世界はいまや分業の時代から競争の時代に入り込んでいる。


クァク・ヒョンス新韓金融投資研究員





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