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金正恩の将来、中国への対応と党・軍掌握にかかる(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)体制が、2年前の金正日(キム・ジョンイル)死去当時の権力構造を一新し、執権3年目に入った。

17日に開かれた金正日死去2年の追悼大会を契機に、金正日の霊柩車を囲んだ7人のうち、党と軍の核心5人(張成沢、李英鎬、金英春、金正覚、禹東則)は粛清、または退いた。その代わりに崔竜海(チェ・ヨンヘ)人民軍総政治局長をはじめ、李永吉(リ・ヨンギル、軍総参謀長)・黄炳瑞(ファン・ビョンソ、党組織指導部副部長)らが権力の核心に入った。

“新装開業”した金正恩体制はしばらく安定した姿を見せると予想される。何よりも「恐怖」がその理由だ。しかし今後早ければ2、3年後、遅くとも4、5年後まで続くかどうかについては「巡航論」と「座礁論」に見方が分かれる。


まずは、金正恩が金日成(キム・イルソン)や金正日のように党・政・軍の実力者を操る領導者としての力を持っているかどうかだ。金正恩にとって最も急がれる課題は、北朝鮮の権力構造の枠組みで張成沢(チャン・ソンテク)が数十年間引き受けてきた「利益の均衡錘」役をどう処理するかだ。

金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代に高官を務めたある当局者は「張成沢は“金日成一族”とその他の党・政・軍の幹部をつなぐ役割をしてきた」と話した。金正日の指示や意中を他の幹部に伝えると同時に、彼らの建議や動向を金正日に知らせてきたということだ。こうした役割のうち最も核心は「3代世襲構図の完ぺきな履行」だった。

この当局者は「張成沢が一時粛清されたと知られている2004年に、張成沢が金正日から受けた秘密任務は後継構図の検討」とし「このために張成沢が中国を訪問したこともあると把握している」と話した。

金正恩体制に入った後、張成沢が他の権力の核心とは違って「誠意のない拍手」「偉そうな姿」を見せた裏には、“キングメーカー”としての自負心があったとみられる。



金正恩の将来、中国への対応と党・軍掌握にかかる(2)

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