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米USTR「韓国のTPP参加、今は難しい」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
米通商代表部(USTR)のカトラー次席代表代行は12日(現地時間)、 「12カ国が進行中の環太平洋経済連携協定(TPP)交渉はエンドゲーム(終盤戦)段階」とし「現在進行している交渉に韓国など新しい国を参加させるのは難しい」と明らかにした。

カトラー氏はこの日、ワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)で開かれた「韓国のTPP参加」というテーマのセミナーで、「いま参加するのは物理的に難しいだけに、私たちは適切な時期に韓国が参加することを希望する」とし、このように述べた。米国など12カ国間のTPP交渉が終了した後も、韓国など新しい国の参加問題を扱うことができるという意味だ。

特にカトラー氏は「韓国はTPP参加に先立ち、韓米自由貿易協定(FTA)履行に関する懸念事項から解決する必要がある」とし「議会と利害当事者が心配している韓米間の懸案を速かに解決するべき」と強調した。


韓米FTA履行に関する課題について、カトラー氏は▼原産地表示をめぐる論争▼金融サービス分野の資料共有▼自動車分野の非関税障壁▼有機農製品に対する認証--の4つを具体的に列挙した。

カトラー氏は「韓国の行き過ぎた原産地認証要求でFTAを締結しても関税による恩恵が減っている。韓国政府が問題を解決することを望む」とし「韓米FTA2周年の来年3月15日、金融サービス分野に関する合意が発効するだけに、きちんと履行するよう保障しなければならない」と主張した。

また自動車分野に関し、「米国自動車業界は韓国が近く施行するボーナス-マルス(自動車の二酸化炭素排出量に基づく補助金または過怠金)制度による不利益を懸念している」と指摘した。

この日セミナーに参加した安豪栄(アン・ホヨン)駐米大使は「韓国はすでにいくつかの国とFTAを締結しているだけに、TPPに関して完全に新しい候補や古い候補でないハイブリッド型候補」とし「TPP交渉で非常に意味のある参加者になるだろう」と述べた。



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