張成沢の衝撃的な処刑は、金正恩(キム・ジョンウン)一人支配体制を固めるための意図とみられるが、逆説的に金正恩体制の脆弱性を傍証しているとみられる。「白頭血統」に対する挑戦は決して許されないということを確実に示さなければならないほど、金正恩唯一領導体制がまだ不安定な状態だと見なすことができる。これは北朝鮮が公開した判決文からも確認できる。判決文は、張成沢が内閣総理になった後、軍隊を動員して政変を起こし、最高権力を奪取しようとする陰謀を計画し、本人もこれを認めたと明らかにした。金正恩体制に不満を抱く勢力が党と軍、内閣にわたり広範囲に存在していることを傍証するものだ。
さらに危機状況を自認する格好となった。判決文によると、張成沢は「国の経済実態と人民生活が破局的になっていくにもかかわらず、現政権はいかなる対策も出せないという不満を軍隊と人民が抱くよう試みた」と自白した。また「経済が完全に停滞し、国家が崩壊直前になれば、私がいた部署とすべての経済機関を内閣に集中させて私が総理になろうとした」と述べた。金正恩体制の実質的なナンバー2だった張成沢さえも、北朝鮮体制の持続の可能性に疑問を抱いたということだ。
さらに危機状況を自認する格好となった。判決文によると、張成沢は「国の経済実態と人民生活が破局的になっていくにもかかわらず、現政権はいかなる対策も出せないという不満を軍隊と人民が抱くよう試みた」と自白した。また「経済が完全に停滞し、国家が崩壊直前になれば、私がいた部署とすべての経済機関を内閣に集中させて私が総理になろうとした」と述べた。金正恩体制の実質的なナンバー2だった張成沢さえも、北朝鮮体制の持続の可能性に疑問を抱いたということだ。
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