ところが完ぺきな誤報であった。この頃の「カナダ・グース」の熱風を見れば分かる。名前のとおりカナダのブランドであるこのパッディングは、マイナス30度の極寒も克服できる防寒服というマーケティングのおかげで1着100万ウォン(約9万7000円)を軽く超える価格でも人気を呼んでいる。3週間前、大型マートのセールが大変な混雑になる時から兆しが見えると、国内物量が消耗する速度ぐらいに「カナダ・グース」を買い求める姿がさらに必死の形相になりつつある。インターネットでの直接購買や共同購買はあたりまえで、カナダに住む親戚・友人に送ってほしいと頼む人などが出ているという話が次から次へと聞こえてくる。その渦中に、中高生の間では、(家計を圧迫して)親の腰を曲げる「新背筋ブレーカー」として登場し、実際ある母親からは息子がデモをするようにこの寒波にコートなしで登校するので買わずにはいられないという悩みも聞いた。
ここへさらに浮上しているのが「コリア・グース」だ。国内ブランドがそろって「カナダ・グ-ス」をそのままコピーして作った服を遠回しに言った話だが、何と19業者が類似デザインにロゴだけを変えて20万~30万ウォン台で販売している。カナダ・グ-ス側が警告状を送って訴訟も辞さないとの立場を表明した中で、さらにあきれたことに、一部のインターネットショッピングモールではロゴだけを別に交換する所もあるという。路上でよく見てきたカナダ・グースはどれも本物ではないという話で、その真偽についてはさておき、それでも着なければならないのかとため息しか出てこない。カナダ・グースが輸入ブランドなのででたらめに高いからというよりは、結局は私たちの衣服レベルというのは「君も着るから私も着る」という、好みよりも誇示が優先していた90年代から一歩も進めずにいるということを立証したためだ。
ここへさらに浮上しているのが「コリア・グース」だ。国内ブランドがそろって「カナダ・グ-ス」をそのままコピーして作った服を遠回しに言った話だが、何と19業者が類似デザインにロゴだけを変えて20万~30万ウォン台で販売している。カナダ・グ-ス側が警告状を送って訴訟も辞さないとの立場を表明した中で、さらにあきれたことに、一部のインターネットショッピングモールではロゴだけを別に交換する所もあるという。路上でよく見てきたカナダ・グースはどれも本物ではないという話で、その真偽についてはさておき、それでも着なければならないのかとため息しか出てこない。カナダ・グースが輸入ブランドなのででたらめに高いからというよりは、結局は私たちの衣服レベルというのは「君も着るから私も着る」という、好みよりも誇示が優先していた90年代から一歩も進めずにいるということを立証したためだ。
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