呉昇桓（オ・スンファン、３１）を獲得した阪神がそのマーケティング効果で大きな笑顔を見せている。

サンケイスポーツは７日、「阪神が呉マネーでウハウハ。韓国の複数のテレビ局から中継オファーが届いている」と報じた。続いて「移籍金、契約金を含めて投下した計８億５０００万円も回収できる？！」と付け加えた。

呉昇桓は先月２２日、２年間最大９億円（インセンティブ含む）で阪神と契約した。当初、阪神球団内からも呉昇桓の中継権の販売は容易ではないとの予想が出ていた。呉昇桓が打者や先発投手でなく、出場スケジュールが一定でない抑え投手であるためだ。


このため阪神の高位関係者は「大変ありがたいことに、かなり多くのオファーを頂いている。こちらがビックリするぐらい」と明らかにした。

これに先立ち阪神は呉昇桓の獲得後、彼を活用した積極的なマーケティング計画を立てていることが伝えられている。阪神は球団ホームページに韓国語サイトの開設を検討している。また、 呉昇桓グッズの開発はもちろん「呉昇桓キムチ丼」などホーム球場の看板メニューも積極的に企画していく方針だ。マウンドだけでなく、人気面でも阪神は「呉昇桓効果」を期待しているといえる。