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失言で点数下げたバイデン副大統領、日本では性差別で問題に

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
率直な言動と失言でしばしばトラブルを起こしてきたバイデン米副大統領が今回の韓日中歴訪でも問題を巻き起こした。本意ではなかったとしても、これまでもあきれるような失敗をあまりに多くしているため、米国では「本性は隠せない」という皮肉る世論が一瞬で広がった。

問題の発言はバイデン副大統領が東京で訪問したあるインターネット会社で出た。4日にDeNA本社を訪れたバイデン副大統領は5人の若い女性社員に近付き、結婚しているのか、子どもがいるのか尋ねた。そして「夫がこうして1日中働くことを好むのか?」「ひょっとして在宅勤務をすることも可能か」とも尋ねた。

この発言が伝えられるとネットメディアと共和党を中心に、彼を「旧時代的性差別主義者」とこき下ろす世論が形成された。オンラインメディアのイグザミナー・ドットコムは、「失言製造機のバイデン副大統領、日本でもデビューする」という見出しの記事を通じ、「バイデン副大統領が日本に到着して48時間もたたずに全世界の女性を冒とくする方法を発見した」と皮肉った。朝日新聞英文版が前日にバイデン副大統領に対し、「失言することで有名な彼はしばしば『結婚式の披露宴で酔っ払う叔父』に例えられる」と説明したこともあり波紋はさらに大きくなった。


翌日副大統領室補佐陣は、CNN記者が「前後の脈絡を十分に説明しないで報道した」としバイデン副大統領に謝った内容を記者団に配布した。バイデン副大統領は女性が出産と育児のために仕事を辞めるべきではないということを強調するためにまずその質問をしたということだ。バイデン副大統領は、「世界で最も挑戦を受けなければならない通説は女性の権利に制限があるという通説」という話もしたとワシントンポストは伝えた。

だが、こうした釈明はバイデン副大統領の発言がすでにソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを通じまた別の失言として知らされた後のため大きな注目を浴びることができなかった。ワシントンポストは「野火のように広まった非難の世論は副大統領の広報チームが重要な高官級会談に集中できないようにしただけでなく、日本で女性の就職を督励するという本来の目的も傷つけてしまった」と説明した。

6日に朴槿恵(パク・クネ)大統領と会った席で、「米国の反対側にベッティングするな」と話したこともやはりさまざまな解釈を生んだ。韓国が中国と近づくのを牽制したものか、米国の世論を意識した強硬な内部引き締め用発言なのか意見が交錯する中、説得力を得る指摘はバイデン副大統領がいつものように不注意に話し本来の考えを間違って伝えたというものだ。実際に外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官は会見でこれに対し「韓米同盟を強く押し進めようという意味をバイデン副大統領式に表現したようだ」と説明した。

バイデン副大統領がこのように問題に巻き込まれるのは華麗な失言の前科が作用した。2010年には元気に生きているアイルランド首相の母に対し「どうか神の懐でゆっくりお休みください」と哀悼し、「あ、お母さんは生きておられる? 亡くなったのはお父さんだって?」と話したのが電波に乗ったりもした。

訪中期間中には中国のお茶屋を訪問した時に起きた騒動が注目を浴びた。中国の北京青年報は、「バイデン副大統領が5日に北京市内にある明・清時代の国立教育機関である国子監を訪問した後、近くの伝統茶屋を訪れた。わずか1時間前に突然電話で予約をすると警護チームが押しかけ安全を理由にLPガスボンベなどの設備を店の外に移動させるなど大騒ぎした」と伝えた。





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