先月22日午前9時、ミャンマーの首都ヤンゴンの中心街から約30キロ離れた東タゴン保健所。韓国観光公社と大韓医療観光協議会ボランティア団20人が乗ったバスが正門前に止まると、広場に集まった住民およそ400人が手を振って迎えた。東タゴン保健所のソ・セイン・ミン所長(34)は「いつもは1日にだいたい30人ほどしか来ないが、今日は『韓国から医者が来る』という話を聞きつけて明け方から住民が行列を作った」と伝えた。
家から2時間の距離を歩いてきたススカインさん(18)も診療を待っていた人だ。彼女の背中には生まれた時から大きなこぶがあった。500ウォン玉ほどあるこぶのまわりにはよく炎症が起きて、触れると痛くて睡眠もきちんととれなかったが、手術はなかなか受けようという気になれないでいた。
薬が足りない保健所は手術を避け、私設病院の手術費は家族の1カ月の収入の3、4倍もした。金浦市医師会のユ・ソクジン会長(49)が夫人で看護師のイ・ヨンイムさん(41)と共に彼女の手術を担当した。30分でススカインさんを困らせていたこぶは取り除かれた。彼女は両手を合わせて「チェーズー・ティン・バーデー(ありがとう)」とお礼を言い続けた。内科・皮膚科・外科・歯科の専門医、韓方医・薬剤師などで構成されたボランティア団は、2日間でおよそ1000人の患者を無料で診療した。地上波と衛星TVで韓国ドラマをよく見ていた住民は韓国医療に対する期待も高かった。韓方医のパク・エリョンさん(31、永川孫韓方病院)から韓方治療を受けたトニンさん(60)は「初めて見る針は怖かったが、韓国の医者を信じて針を打ってもらった」と話した。ウ・ティン・アウン国会副議長など政治家も韓国医療スタッフのボランティア現場を訪れて診療の様子を見守った。ミャンマーは外国人医師の現地診療を厳格に規制している。しかし韓国の医療スタッフは観光公社とミャンマーに進出した韓国企業(テギョ建設)の支援を受け、ミャンマー政府の公式診療許可を得た。
今回のボランティア医療は、経済的に厳しい状況にあるミャンマーの患者を助けながら韓国の医術を広めるために準備された。今年が3回目だ。医療観光協議会のチェ・ヤンソン理事は「富裕層だけをターゲットにした広報ではなく、現地密着型ボランティアで『医療韓流』を広めたい」と話した。貧富の格差が激しいミャンマーでは、毎年2万人の患者がシンガポールやタイの病院を訪れている。
家から2時間の距離を歩いてきたススカインさん(18)も診療を待っていた人だ。彼女の背中には生まれた時から大きなこぶがあった。500ウォン玉ほどあるこぶのまわりにはよく炎症が起きて、触れると痛くて睡眠もきちんととれなかったが、手術はなかなか受けようという気になれないでいた。
薬が足りない保健所は手術を避け、私設病院の手術費は家族の1カ月の収入の3、4倍もした。金浦市医師会のユ・ソクジン会長(49)が夫人で看護師のイ・ヨンイムさん(41)と共に彼女の手術を担当した。30分でススカインさんを困らせていたこぶは取り除かれた。彼女は両手を合わせて「チェーズー・ティン・バーデー(ありがとう)」とお礼を言い続けた。内科・皮膚科・外科・歯科の専門医、韓方医・薬剤師などで構成されたボランティア団は、2日間でおよそ1000人の患者を無料で診療した。地上波と衛星TVで韓国ドラマをよく見ていた住民は韓国医療に対する期待も高かった。韓方医のパク・エリョンさん(31、永川孫韓方病院)から韓方治療を受けたトニンさん(60)は「初めて見る針は怖かったが、韓国の医者を信じて針を打ってもらった」と話した。ウ・ティン・アウン国会副議長など政治家も韓国医療スタッフのボランティア現場を訪れて診療の様子を見守った。ミャンマーは外国人医師の現地診療を厳格に規制している。しかし韓国の医療スタッフは観光公社とミャンマーに進出した韓国企業(テギョ建設)の支援を受け、ミャンマー政府の公式診療許可を得た。
今回のボランティア医療は、経済的に厳しい状況にあるミャンマーの患者を助けながら韓国の医術を広めるために準備された。今年が3回目だ。医療観光協議会のチェ・ヤンソン理事は「富裕層だけをターゲットにした広報ではなく、現地密着型ボランティアで『医療韓流』を広めたい」と話した。貧富の格差が激しいミャンマーでは、毎年2万人の患者がシンガポールやタイの病院を訪れている。
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