「汝矣島のサクラ祭りに行くといったのに…」先月23日、タイ人団体観光客が江原道雪岳修練院前のサクラ並木で記念撮影をしている。当初旅行会社は汝矣島のサクラ祭りが含まれていると広告を出したが、江原道の道路周辺で10分の滞在に変えた。
「お客は喜ばないが、収益を出さなければならないので特産物よりも“コミッションシステム”が構築されたところを中心に行く」。
9日、ソウル・鍾路(チョンロ)にある旅行会社の代表はこのように打ち明けた。代表は「一般的に1万5000ウォンで売っているプルコギを格安商品では8000ウォンに合わせる」と話した。彼は15年間旅行会社を運営し日本や中国、東南アジアの観光客を対象に格安旅行商品を売ってきた。代表は「ホテル単価を低くするため議政府(ウィジョンブ)や安山(アンサン)などソウル郊外のモーテルを選ぶほかなく、観光地も無料で入場できるところだけ選ぶ」と話した。「格安旅行はアジアの観光客が90%を占める。アジア人は欧州人と違い、ツアー自体よりショッピングにお金を多く使うのでこのような営業方式が続いている」と付け加えた。
◆景福宮観光は30分…紫水晶ショッピングは90分
取材チームは健康食品を売る外国人専用観光記念品販売店(ミニ免税店)に観光客に混ざって入ってみた。韓国人の入場が遮断されているところだ。東橋洞(トンギョドン)の店ではケンポナシ製品が1箱48万ウォンで売られていた。インターネットで検索した韓国人参公社製品の価格は19万6000ウォン。2倍を超えるぼったくり料金だった。ここである中国人観光客に会った。何を買ったかという質問に彼は「この製品は大統領表彰まで受けたというから韓国人もみんな食べているのではないか。価格は高いが肝臓に良いというので買った」と話した。観光地を移動する中間にもガイドはバスの中でのり、干し柿、イチゴなどを売った。ひとつ売れるたびに3000~1万ウォンの手数料を得られる。
“観光大国”なれない韓国観光の実態(2)…「収益出すには“コミッションシ境テム”」
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