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「玉兎」抱いた天女、月へ…中国の探査衛星打ち上げ成功

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国が、米国とロシアに続き3番目に月探査人工衛星を打ち上げた。

2日、現地メディアは「月探査衛星『嫦娥3号』の発射指揮部が同日午前1時30分(現地時間)、四川省の西昌衛星発射センターから発射した」と伝えた。発射50分後には衛星発射センターの張振中・主任が発射成功を宣言した。

嫦娥3号はロボット形態の月探査車両「玉兎」と装備を載せて月へ向かった。中国神話に登場する嫦娥は月に住むという天女を、玉兎は月で杵をついているという伝説上のウサギを意味する。嫦娥は予定どおりにいけば14日頃、月に到着する。着陸に成功すれば史上13番目の月面着陸となり、中国は米国・旧ソ連に続く3カ国目の月着陸国となる。これを機に中国は、宇宙飛行士を月に送るプロジェクトの踏み台も整えることになる。嫦娥は月面の地形や地質を探査して写真や観測資料を地球で送る予定だ。


中国は1970年に世界で5番目に人工衛星「東方紅1号」の発射に成功後、宇宙開発先進国に位置してきた。2003年には初めて中国の宇宙飛行士・楊利偉を乗せた神舟5号が発射・帰還に成功した。今年6月には5番目となる有人宇宙船(神舟10号)を発射した。





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