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南大門復元工事、期限に追われて工事急ぐ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
崇礼門(スンレムン、南大門)復元工事で問題が発生したのは、「工期に合わせるため急いで工事を進めたため」という主張が出てきた。

2010年2月の着工から今年5月の竣工までの3年3カ月間、工事現場を管理したある人物は最近、中央日報の取材陣に対し、「文化財庁など政府側の人たちから(2012年12月末に予定された)工期を守らなければいけないという言葉を何度も聞いた」とし「現場で工事期間が足りないと話しても聞き入れられなかった」と話した。

また「国宝1号の復元を期限を決めてするという発想から問題があった」とし「施工者の立場では工期を一日超過する度に工事総額の1000分の1(崇礼門工事の場合、一日約1670万ウォン)の遅滞金を支払わなければいけないため、決められた期限を守るために工事を急ぐしかなかった」と話した。


こうした主張は中央日報が単独入手した崇礼門復旧諮問団会議録でも確認できる。2012年7月4日に開かれた第20回諮問団会議録では、「工期もいくら残っていないので(伝統方式を)無理に要求できない」と、工期を守ることを強調した部分がある。

実際、文化財庁は2008年2月10日に崇礼門火災が発生した翌日に「復元工事の期限は3年」と明らかにした。当時の李成元(イ・ソンウォン)文化財庁次長は火災の翌日の11日午前10時30分ごろ、「復元作業は3年ほどかかる予定で、推定所要予算は200億ウォンほどと予想している」と述べた。崇礼門が焼けてから8時間後に工期と予算まで発表したのだ。

文化財庁は同年5月20日、「崇礼門復旧基本計画」を出し、復元工期を当初の3年から4年7カ月(考証・設計など1年7カ月、復旧工事3年)に調整し、発表した。工事に参加したある職人は「伝統方式で復元するにはあまりにも短かった」とし「工期に追われたのは事実」と話した。

一方、朴槿恵(パク・クネ)大統領は2日午後、慶尚北道慶州の仏国寺石窟庵(国宝第24号)を訪問した。朴大統領は午後1時45分、石窟庵に到着し、仏国寺聖宝博物館長のジョンサン僧侶とあいさつを交わした後、チェ・ビョンソン国立文化財研究所建築文化財研究室長から現況報告を受けた。続いて石窟庵の中に入り、10分間ほど実態を点検した。

青瓦台(チョンワデ、大統領府)の関係者は「朴大統領は文化隆盛に対して一貫した動きを見せてきた。石窟庵は我々の代表的な文化遺産であるだけに直接点検をした」と説明した。



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