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「韓国文化の中のシルクロードDNA、『韓流ロード』に継承を」(1)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版

キム・キボン京畿(キョンギ)大学教授

シルクロードに対する関心が熱い。韓国内外で学界や政界の議論が相次ぐ中、ユーラシア大陸をつなぐ文明交流通路として新たなスポットライトが当たっている。一部では「シルクロードが復活している」という話も出てくる。そうした中で「シルクロード上の人文学、昨日と今日」をテーマにした「2013国際人文・文化祭典」が先月28~30日、千年古都・慶州(キョンジュ)で開かれた。教育部と慶尚北道(キョンサンブクド)が共催して韓国研究財団が主管した今回の祭典の企画を主導した、京畿(キョンギ)大学教授のキム・キボン韓国研究財団人文学団長(54)に21世紀のシルクロードが持つ意味について聞いてみた。

◆朴大統領も「第2のシルクロード」提案

--国際人文・文化祭典を開くことになったきっかけは。


「2006年から毎年『人文週間』に合わせて国際人文学フォーラムを開いてきたが、人文学の大衆化のためには一般の人たちも共に楽しめるように祭典の形式にしてみるのも良いという気がした。韓国で最も人文学的な場所を挙げろと言うなら慶州(キョンジュ)と安東(アンドン)だが、ちょうど慶州がトルコと文明交流展を行うというニュースが聞こえてきた。国際的な祭典の中で最も韓国的なものを見せられる機会になると思った」

--特にシルクロードをテーマに選んだ理由は。

「慶州はシルクロードの東側の終わりに位置し、トルコのイスタンブールは東西交流の中心地だったという象徴性を持っている。8世紀頃に最も栄えた時、慶州の人口が約100万人でイスタンブールと似ていたという共通点もある。そうした点で慶州・シルクロードが今回の祭典と相性がいいと思った。人文学的にも十分に扱えるほどの価値があるテーマだと考えた」

--プログラムはどのように準備したのか。

「一般の人たちが親しみやすくアプローチできる多彩な行事を用意した。シルクロード旅行写真展も開き、楽器展を通じて東洋と西洋の楽器がどのように交流したのかひと目で見られるようにした。伽耶琴(カヤグム)名人のファン・ビョンギ先生のシルクロード演奏会も人気を集めた。ウズベキスタンのファッションショーも韓国内で初めて披露した。ウズベキスタンはシルクロードの中間地点に位置しており、東西文明が交差しながら変形と創造が生まれた場所だったという点で、この地域の伝統衣装はシルクロードを理解するのに大変重要だ」

--会場の観客の反応はどうだったか。

「初日の開幕式の時には約1200人が集まってイベント会場がぎっしり埋まった。専門家の特別対談や各種イベントにも市民の足が絶えなかった。シルクロードに対する一般の人たちの関心がこんなに高いとは知らなかった」

--今日、シルクロードはどのように見るべきか。

「2つに分けて考えることができる。歴史としてのシルクロードと議論としてのシルクロードだ。前者が過去ならば、後者は現在であり未来だ。今回の祭典のテーマをシルクロードの昨日と今日としてとらえたのもそのような理由からだ。歴史的にシルクロードは古代中国から中央アジアを経てローマまで続いた貿易路を意味した。今は、新たな議論を模索する時だ。朴槿恵(パク・クネ)大統領も13日、ロシアのプーチン大統領と会った際に『ユーラシアに第2のシルクロードを開いて疎通と開放、創造と融合の空間に復活させることは人類の未来の希望と繁栄のためにとても必要なこと』だと強調しなかったか。文明は絶えず流れるというぐらいだから、これをもとに未来のためのシルクロードを作っていかなければならない」

(中央SUNDAY第349号)



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