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文房具店で販売の「読書スタンド」キットで技術の授業…韓国では工学教育も消える

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
米国国立研究委員会は今年、次世代科学標準を発表し、4大核心テーマ(Disciplinary Core Ideas)に「物象科学」「生命科学」「地球・宇宙科学」とともに「工学・技術および応用」を挙げた。科学教育の概念の中に、科学的な原理をもとに現実の中の問題を解決する工学・技術を含めたのだ。米国は1990年代「STEM(科学・技術・工学・数学)教育」という用語を初めて作って使用した。それだけ基礎科学とともに工学・技術の重要性を強調してきたのだ。

しかし韓国ではまだ小中学校教育課程に工学概念が定着していない。工学専門家を対象にしたアンケート調査によると、回答者の大半が工学の核心概念に設計(71.8%)と創意性(70.9%)を挙げた(韓国科学創意財団、2013年)。しかしこうした概念が学校の正規教育課程に十分に反映されているかという質問に対しては、69.2%が「そうではない」と答えた。学校の教育が生徒に工学に対する興味を与えず(66%)、理工系進路の決定に役立たない(62.4%)ということだ。

実際、米国とは違い、韓国には工学の教科書が別にない。家庭科と一緒になった技術の教科書だけだ。中央日報は忠南大のキム・ギス教授(技術教育)と韓国教員大のイ・ヨンジュン教授(コンピューター教育)、ソウル師大付設中学のイ・ジョンフン技術教師に、米国中学校の工学教科書(『Gateway to Engineering』)と韓国の中学の技術・家庭教科書3種類の比較分析を依頼した。


キム教授とイ教授は「韓国の技術教科書には工学の概念が十分に反映されていない」と口をそろえた。キム教授はある教科書に出てきた読書スタンド制作単元を例にあげた。「読書スタンド一つを作るにしても、それに関連した科学的な原理と数学的な解法が同時に記述されていなければならないが、単に技能工的な技術だけを教えている」と述べた。

イ教授も「工学教育の核心は問題解決能力だ。例えば、かんながなければどのように読書スタンドを作るかを尋ねるような形」とし「今の技術教育は図面を与え、そのまま作るただの技能教育」と語った。イ教師は「2009年の教育課程から問題解決を強調する『工学設計』概念が技術の教科書に導入されたが、まだ『読書スタンドづくり』のような実習自体が技術授業のすべてだと考える先生もいる」と述べた。

こうした授業に最近の生徒が興味を感じるわけがない。イ教師は「学校の前の文房具店で最初から組み立て用の材料が売られている。生徒はそれを購入し、釘を打つのも面倒くさがり、ボンドでくっつけて読書スタンドを作っている」と伝えた。



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