NSAソウル拠点において最高の情報は韓国大統領の動向だ。情報当局でセキュリティー業務を担当するある関係者は「特に、盗聴対象である国家元首のことや非常事態をどれほどリアルタイムで確認するかが最大の関心事」と話した。韓国の場合、大統領や青瓦台(チョンワデ、大統領府)核心官僚、国防長官や合同参謀本部議長の米国関連発言や軍事同盟関連の動きを知るのが重要ということだ。
収集された情報は米メリーランド州フォートミードのNSA本部に報告される。アレクサンダーNSA局長は米情報機関総責のクラッパー国家情報長官に伝え、必要な情報はまたホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)に報告されるシステムだ。
米国の盗聴能力は「我々が想像する以上」というのが消息筋の説明だ。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の呼吸まで逃さないという話が出るほどだ。金大中(キム・デジュン)政権当時、金正日(キム・ジョンイル)総書記とフランス・パリにいた夫人・高英姫(コ・ヨンヒ、金正恩の生母)の通話盗聴内容を国家情報院最高位級が公開席上で話し、米国側の激しい抗議を受けたこともあった。3年前の延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件当時も、北朝鮮部隊に落ちる韓国軍の対応砲射撃音や北朝鮮軍の緊迫した通信内容をスリーセブン部隊がとらえた。ソウルを対象にした盗聴の場合、はるかにやさしく、高品質の情報を得ることができるという声も出ている。外国情報機関の要員は大使館職員として公式登録された白色(別名「ホワイト」)と商社員・留学生などとして偽装活動する黒色(別名「ブラック」)要員に分けられる。
政府はさまざまな盗聴防止策を講じてきた。朴正煕(パク・ジョンヒ)大統領在任当時の1970年代には、青瓦台盗聴を防ごうと壁と窓に特殊防止装置を設置しようとしたところ、ハプニングがあった。元情報機関の関係者は「関連予算を逓信部(現情報通信部)に隠匿編成したが、これを議員が問題視すると、官僚が内部事情を尋ねないでほしいと泣いて訴えたこともある」と伝えた。最近は通話内容を暗号化して送る秘話電話や秘話ファックスで盗聴に備えるのが一般的だ。しかしメルケル首相の事例に見るように、暗号体系は保護膜にならないというのが専門家の指摘だ。
「米NSA、竜山米軍基地のCCソウルで韓国を盗聴」(1)
収集された情報は米メリーランド州フォートミードのNSA本部に報告される。アレクサンダーNSA局長は米情報機関総責のクラッパー国家情報長官に伝え、必要な情報はまたホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)に報告されるシステムだ。
米国の盗聴能力は「我々が想像する以上」というのが消息筋の説明だ。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の呼吸まで逃さないという話が出るほどだ。金大中(キム・デジュン)政権当時、金正日(キム・ジョンイル)総書記とフランス・パリにいた夫人・高英姫(コ・ヨンヒ、金正恩の生母)の通話盗聴内容を国家情報院最高位級が公開席上で話し、米国側の激しい抗議を受けたこともあった。3年前の延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件当時も、北朝鮮部隊に落ちる韓国軍の対応砲射撃音や北朝鮮軍の緊迫した通信内容をスリーセブン部隊がとらえた。ソウルを対象にした盗聴の場合、はるかにやさしく、高品質の情報を得ることができるという声も出ている。外国情報機関の要員は大使館職員として公式登録された白色(別名「ホワイト」)と商社員・留学生などとして偽装活動する黒色(別名「ブラック」)要員に分けられる。
政府はさまざまな盗聴防止策を講じてきた。朴正煕(パク・ジョンヒ)大統領在任当時の1970年代には、青瓦台盗聴を防ごうと壁と窓に特殊防止装置を設置しようとしたところ、ハプニングがあった。元情報機関の関係者は「関連予算を逓信部(現情報通信部)に隠匿編成したが、これを議員が問題視すると、官僚が内部事情を尋ねないでほしいと泣いて訴えたこともある」と伝えた。最近は通話内容を暗号化して送る秘話電話や秘話ファックスで盗聴に備えるのが一般的だ。しかしメルケル首相の事例に見るように、暗号体系は保護膜にならないというのが専門家の指摘だ。
「米NSA、竜山米軍基地のCCソウルで韓国を盗聴」(1)
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