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南大門復元の工事責任者「時間と予算が不足、まともな工事は困難だった」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「十分な時間をかけて厳選された木材を使わないのが問題だ」。都辺首(現場木工責任者)として崇礼門(スンレムン、南大門)の木工を指揮したシン・ウンス大木匠。復旧業者であるミョンホン建設と13億2000万ウォンで工事請負契約を結び木工に参加した彼は5日に本紙とのインタビューで次のように話した。

--木材がなぜ良くなかったのか。

「文化財庁が都辺首を早く決めなかったからだ。文化財庁と都辺首がどのような木材を使うのか相談し検証しなければならなかったが、私が都辺首に任命されたのは火災の2年後だ。木材供給はすでに決まっていた。木材のためにずっと文化財庁と争った。しかし時間と材料の限界があった。民間からも木材が寄贈されたが良くないのも多く、選んで使った」


--どのような木材が問題なのか。

「原則的に既存の崇礼門の木材を最大に使った。火にあまり焼けていない1階は90%以上以前の木材を使った。多く焼けた2階に新しい木材が主に使われた。そのため木がゆがみ継ぎ目部分が大きく広がった。2階の割れた柱は濬慶墓(チュンギョンミョ)から持ってきた金剛松だ。松やにの貯まった節目を見なかったのは誤りだ。私が直接補修すると言ったが文化財庁は国政監査が終わってからやろうと先送りして問題が起きた」

--伝統方式でやるには木材をしっかりと乾燥させなければならないと指摘すべきだった。

「しっかり乾燥させるには7~10年かかる。そんなに待てなかった。与えられるままに使わなければならなかった。木材の水分がどれだけあるのか(含水率)知ることができなかった。伝統方式で復旧しなければならなかったが、そうするには十分な時間と予算が必要だ。1962年の補修時はそうした。だが、今回は時間と予算は当時の半分にすぎなかった。まともな工事をするのは困難だった」

--工事中の労賃問題はなぜ発生したか。

「まともに執行されなかったためだ。下請け過程で当初予算より減り払うお金が足りなかったのだ。そのため私は契約当時に受け取った3億6000万ウォンを返し自分のお金から数億ウォンを労賃として出そうとした。ところが文化財庁がこれを防ぎ、ミョンホン建設も精算しなかった。そのため2011年11月に1カ月間工事拒否があった」。

取材チームはミョンホン建設に2日にわたり電話をしたが連絡はなかった。



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