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「政治介入した軍人の娘が大統領」…野党議員の発言に議場大揺れ=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

国防部の金寛鎮長官(上)が5日の国会予算決算委全体会議で民主党の尹昊重議員(下)と舌戦を行っている。尹議員は「サイバー司令部の役割には北朝鮮の心理戦に国民が汚染されないようにする対内心理戦が含まれる」という金長官の前日の発言に対し謝罪を要求したが金長官は「謝ることではない」と話した。

サイバー空間で軍人の活動はどこまで可能なのか。5日の国会予算決算特別委員会全体会議はこの問題をめぐり国防部の金寛鎮(キム・グァンジン)長官と野党民主党の尹昊重(ユン・ホジュン)議員の間で舌戦が展開された。親盧・486グループに分類される尹議員は前日に金長官が「サイバー司令部の役割には北朝鮮の心理戦に国民が汚染されないようにする対内心理戦が含まれる」と発言したことを問題にした。主に「対内心理戦」に対する部分を掘り下げた。

尹昊重=「自由に国民が討論する場に軍が割り込み、『これは良いことだ。これが安保だ』と主張するのは銃刀を持っていないというだけ…。きのう『サイバー内乱』を擁護する発言をされたのです」。

金寛鎮=「北朝鮮と韓国の理念対決は終わっていないです。北朝鮮は対南統一戦線戦略を絶えず追求しており、(北朝鮮とは)サイバー空間という場を通じ戦争をしています。われわれはこの理念対決で勝たなければなりません」


尹昊重=「国防部がすべきことではありません。サイバー攻撃を防ぐということではなく、国民を相手に攻撃機能を遂行するということですか。きのうした発言を取り消し謝ってください」

金寛鎮=「謝ることではありません」。

尹議員が繰り返し謝罪を要求したが金長官は「南北の理念対決の現場で韓国国民を保護するのは謝ることではない」と拒否した。

尹昊重=「理念対決は理念対決を担当する部署が行ない、軍人は国境を守らなければならないでしょう」

金寛鎮=「尹議員が誤った理解をしているのです」

尹昊重=「謝ってください」

金寛鎮=「謝ることではありません」

舌戦の渦中に尹議員は「政治介入した軍人の娘が大統領になったからと韓国軍がこのようになっても構わないのか」と朴槿恵(パク・クネ)大統領を狙った発言をした。

すると与党セヌリ党の議席からは、「従北を擁護して大統領の名誉を汚す」という反発が出てきた。民主党の議席からも「だれが従北か」「国民を啓導するということか」という声がわき上がった。

民主党議員は鄭ホン原(チョン・ホンウォン)首相に対し、金長官解任を朴大統領に建議する意向はないか尋ねた。これに対し鄭首相は「解任を建議するつもりはない」と話した。



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