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金正恩の叔母の高英淑、米国亡命後に整形し隠遁生活(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

北朝鮮の金正恩家系図。

金日成(キム・イルソン)→金正日(キム・ジョンイル)→金正恩(キム・ジョンウン)と続く3代世襲体制の裏には北朝鮮のロイヤルファミリーの「亡命ドミノ現象」があった。

金正恩第1書記のスイス留学時代に面倒を見た叔母の高英淑(コ・ヨンスク)の米国亡命の内幕を金大中(キム・デジュン)政権時代の国家情報院幹部と高位外交官が4日に本紙に詳細を明らかにした。

高英淑は金正恩の生母である高英姫(コ・ヨンヒ)の妹で、金正恩が1996年から2001年1月までスイスのベルンに留学する際に約2年間世話した人物だ。


元国家情報院幹部によると高英淑が亡命を決行したのはこれまで知らされていた2001年ではなく1998年5月上旬から中旬。夫とともにスイスの米国大使館に亡命の意志を打診したという。金正日の指示で金正恩を世話した高英淑は当時駐ジュネーブ北朝鮮代表部所属の外交官に身分を偽装していた。

米国側は密かに高英淑の身元を確認した後に2人の亡命を受け入れた。

これと関連し元国家情報院幹部は「当時米国は韓国側に知らせることもなく高氏夫妻の身柄をスイスからドイツ・フランクフルトにある米軍基地を通じ米国に送った」と話した。

高氏夫妻を相手に米情報当局は北朝鮮のロイヤルファミリーの深い情報を大量に確保したという。彼らは「(北朝鮮内部について)とても多くの秘密を知っていたので恐ろしかった」と亡命動機を述べたとされる。

高英淑は現在整形手術で身分を偽装して米情報当局の保護を受け生活しているという。

元国家情報院幹部は「米情報当局は高氏夫妻の名前と身分を変えただけでなく、整形手術で全く違う人物にして米国で特別保護していると承知している」と話した。米中央情報局(CIA)が使う「証人保護プログラム」を適用したという意味だ。

高英淑亡命の事実を知った高英姫は、「1人で暮らすと(妹が家族を捨てて)逃げるとは。必ず見つけ出して必ず(借りを)返してやる」と激怒したと元幹部は話した。高英姫は高英淑夫妻亡命後に病気で衰弱し2004年に死去した。



金正恩の叔母の高英淑、米国亡命後に整形し隠遁生活(2)

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