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福島原発の汚染水、2万3800トン以上が海に流出

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
日本が福島原子力発電所事故後に流出した放射性物質を含む汚染水が最小2万3805トンに達すると調査された。これは国会未来創造科学放送通信委員会所属のセヌリ党キム・ギヒョン議員が国会図書館議会情報室に依頼し東京電力ホームページに掲載された報道資料と日本の記者らに送った電子メール資料を分析した結果だ。汚染水は事故が発生した2011年3月11日以降少なくとも24回にわたり2万3805トンが海に流れたことがわかった。2011年に6回にわたり2万3163トン以上が流出し、昨年は3回にわたり132トンが流出した。汚染水流出は今年まで続いており、15回にわたり510トンが流出したと調査された。

資料分析の結果、東京電力側が「特に問題ない」とした後で流出量を訂正するケースが発見された。東京電力は10月2日、原子力発電所B南エリアの堰にたまった水を処理するため該当区域で作業をした作業員がB南エリアのタンク上部天板部から鉛筆1本程度の水滴が落ちるのを確認したと発表した。しかし10月11日に「発電用原子炉施設故障等報告書」では最終的に17トンが流出したと明らかにした。鉛筆1本の水滴が9日後には17トンに化けたのだ。東京電力はまた、10月9日に原子炉冷却に使われた高濃度汚染水が作業員のミスで約7トン流出したと発表した。しかし18日に提出した最終報告書ではこれより4トン多い11トンの高濃度汚染水が流出したと訂正した。

東京電力が日本の記者らに電子メール形式で関連内容を発表したことも問題点と指摘された。今年4月5日に東京電力は発電所構内に設置した地下貯水槽で貯水槽内側に設置された防水シートと貯水槽外側のシートの地盤の間にたまった水を分析した結果、放射能が検出されたと日本の記者らに送った電子メールで明らかにした。東京電力は翌日に速報を通じ 「流出量は120トンだが水たまり付近に排水路はなく海に流出した可能性はない」と話した。こうした事実は報道資料には掲載されず報道関係者へのメール資料を通じて流されたため一般にはわからない内容だ。また5月17日午前8時55分ごろ原子力発電所5号機と6号機のRO(逆浸透)処理水タンク上部から水があふれているのが見つかった。この時27トンの汚染水が流出したが、東京電力はやはり日本の記者らに送った電子メールをだけで「水をサンプリングした結果検出限界値未満だった」と明らかにした。キム議員は、「こうした内容は韓国では全く知らされていない。東京電力が情報を縮小して発表し、閉鎖的に情報を公開しているのではないかと懸念される」と指摘した。


キム議員はまた、「こうした内容を持続的にモニタリングしなければならない韓国原子力安全委員会が安易に対応している」と批判した。



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