一方、右派は民族ではなく「国家」の観点で歴史を解釈する。右派にとってに韓国史の目標は「大韓民国の先進化」だ。しかし教学社を除いた7種類の高校韓国史教科書はすべて「運動史的な観点」で記述されているというのが右派の不満だ。開港期には外勢に対する抵抗運動、日帝時代は抗日独立運動、解放後は左右合作と統一運動、軍事政権時代は反独裁民主化運動を中心に記述されているということだ。右派の目で見れば、世界で類例のない経済発展に関する内容が十分に記述されていないということだ。
安秉直(アン・ビョンジク)ソウル大名誉教授は「大韓民国の民主化は李承晩(イ・スンマン)政権の普通教育拡大、朴正煕(パク・ジョンヒ)時代の経済開発による中産層成長なしには説明できない」と主張する。国家を歴史の中心にして見る場合、北朝鮮は大韓民国を転覆させようとする“悪の枢軸”だ。左派が高く評価する解放後の左右合作運動に対しても右派は懐疑的だ。米国とソ連の対立で、民主主義か社会主義かを選択するしかなかった国際情勢の中で、合作運動の余地はなかったと見るからだ。
安秉直(アン・ビョンジク)ソウル大名誉教授は「大韓民国の民主化は李承晩(イ・スンマン)政権の普通教育拡大、朴正煕(パク・ジョンヒ)時代の経済開発による中産層成長なしには説明できない」と主張する。国家を歴史の中心にして見る場合、北朝鮮は大韓民国を転覆させようとする“悪の枢軸”だ。左派が高く評価する解放後の左右合作運動に対しても右派は懐疑的だ。米国とソ連の対立で、民主主義か社会主義かを選択するしかなかった国際情勢の中で、合作運動の余地はなかったと見るからだ。
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