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李揆亨元駐中大使vs申ガク秀元駐日大使 「韓日中外交舌戦」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

日本と中国の問題に精通する2人のベテラン外交官が8日、“舌戦”を繰り広げた。申ガク秀(シン・ガクス)元駐日大使(右)が「日本は韓国が中国に傾いているという不満を抱いている」と話すと、李揆亨(イ・ギュヒョン)元駐中大使は「日中間の葛藤で韓国が中国側に立ったことはない」と反論した。

「日本は過去の歴史の謝罪に疲労を感じている。国力が上昇した韓国が日本を無視していると日本の人たちは考えている。特に韓国が中国にあまりにも傾いているという不満も抱いている」(申ガク秀元駐日大使)

「日中が衝突する問題で韓国が公に中国側に立ったことはない。経済協力の強化など韓中の正常な国家関係の発展を日本が過度に自国の視点で見ているようだ。うまくやろうとしても、侵略を美化しながら雰囲気を壊すのは日本だ」(李揆亨元駐中大使)

中国と日本の問題に精通する韓国の2人のベテラン外交官が8日、中央日報で向かい合って座り、「日・中舌戦」を繰り広げた。9月初めにサムスン経済研究所の顧問(社長級)として招聘された李揆亨(イ・ギュヒョン)元駐中大使(62)、そして今月末に国立外交院国際法センター長となった申ガク秀(シン・ガクス)元駐日大使(58)だ。2人の元大使はソウル高、ソウル大、外交官の先輩・後輩だ。ともに元次官だ。李元大使は駐中公使と大使を、申元大使は日本課長と駐日大使を務めた。


それぞれ中国通と日本通という違いのためか、李元大使は「中日」「韓中日」という言葉を使いながら尖閣諸島(中国名・釣魚島)を韓国式の読み方で「釣魚島(ジョオド)」と読んだ。一方、申元大使は「日中」「韓日中」と話し、「尖閣」と呼んだ。

主な争点では相反した見解も表した。日本の右傾化と集団的自衛権に対する見解、中国の浮上に対する評価などでは緊張感も漂った。両ベテランの対話は、韓中、韓日関係だけでなく、韓日中3カ国協力、米中間と日中間の勢力戦にまで及んだ。

--韓中首脳が信頼関係が深まり、11年間続いていた領事協定が妥結した。

李揆亨元大使=それでも脱北者問題は依然として制約があるだろう。両国の問題でなく北が間にあるため、中国は南北を同時に意識するだろう。脱北者問題で中国に大きく期待するのはまだ早い。

--蜜月期に入った対中国外交で、どんな利益を核心的に考えるべきか。

李大使=韓中関係の発展に最も大きな影響を及ぼすのは、北核や脱北者の政策など北によって引き起こされる問題だ。北関連問題で中国とより大きな共通認識を持ち、韓半島の平和・安定のためにともに努力しなければいけない。共通分母を育てて葛藤を減らしていくのがよい。

--2月の北朝鮮の3度目の核実験後、中国の対北朝鮮政策に本質的な変化が見え始めたという指摘があった。

李大使=変わったこと、変わっていること、変わらないことの3つがある。北に対する中国の立場は、韓半島の平和と安定を壊すことは決して容認しないという方向に変わった。7月末、李源潮国家副主席が訪朝し、停戦60周年記念式に参加したが、これは3度目の核実験後、関係断絶レベルにまで進んだ公式関係を復元させるところという意味だ。変わらないのは中国にとっての北の戦略的な価値だ。変わっていない部分に韓国の対中国外交力を集中しなければならないだろう。



李揆亨元駐中大使vs申ガク秀元駐日大使 「韓日中外交舌戦」(2)

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