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福島の汚染水処理、新しい装置が22時間で中断

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
日本政府と東京電力が、福島第1原発汚染水処理の“切り札”と強調してきた汚染水処理設備であるALPS(アルプス)の試運転が、22時間余りで中断されたと日本メディアが29日報道した。

東京電力は27日0時頃から試運転を始めたが、28日午後10時40分ごろ「薬品を利用して放射能物質を除去する時に出てくる泥の排出量が異常に少なくなった」との判断で稼働を中断した。結果的に22時間余りで100トン程度の汚染水だけを処理して止まった。東京電力は29日「点検作業に使われたゴムパッドがタンクの中で一部はがれていた」として「このゴムパッドがタンク下段部の排水管をふさいでいたと見られる」と発表した。

これまでの汚染水処理施設が放射性物質のうちのセシウムだけを除去できる一方、ALPSはトリチウム(三重水素)を除く62種の放射性物質を取り除くことができる。東京電力が保有する3種のALPSのうち別の2種は3月に試運転を始めたが、6月にタンク内部の腐食により水が漏れ出ているのが確認され、現在は補修作業中だ。






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