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<フィギュア>負傷したキム・ヨナ…残る大会を欠場し、ソチに直行か

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

フィギュアのキム・ヨナ。

「フィギュア・クイーン」が足を痛めた。冬季オリンピック2連覇の挑戦に障害が出てきた。キム・ヨナ(23)は右足の甲を負傷した。

韓国スケート競技連盟は26日「キム・ヨナが練習中に上げた足の甲に激しい痛みを感じ精密検診を受けた結果、右足の中足骨(足の甲と足の裏をつなげる骨)の微細損傷の診断を受けた」と明らかにした。

キム・ヨナは6週間ほどの治療が必要だという診断を受けた。早くて11月中旬から正常練習が可能な見通しだ。思いがけない負傷でキム・ヨナは、今年のシーズングランプリシリーズの出場をあきらめた。オリンピック2連覇に向けたロードマップを全面的に修正せざるをえないという意味だ。当初キム・ヨナは10月25日にカナダ、11月15日にはフランスで開かれるグランプリ大会に出場する予定だった。10月と11月の大会に参加しなければ12月に開かれるグランプリファイナルにも出られない。メジャーな国際大会を一度も経験せずに来年2月に開かれるソチ冬季オリンピック舞台に立つことになる。


一日6~7時間の猛特訓を行っていたキム・ヨナは、先月末から右足の痛みを感じていたことが分かった。キム・ヨナのマネジメント会社であるオールザットスポーツ関係者は26日「痛みがますます激しくなって治療を受けることになった」として「オリンピックを控えているだけに、より一層徹底した体の管理が必要だという医療スタッフの勧めと本人の判断によりグランプリシリーズ出場をあきらめることにした」と語った。

キム・ヨナが準備してきた新しいシーズンプログラムは本人も持てあますほど高難度だった。キム・ヨナは特に『アディオス・ノニーノ(Adios Nonino)』をBGMにした新しいフリープログラムについては「一息も入れられないほど大変だ。曲を選択して1カ月で後悔の念がよぎったぐらい」だと言って困難を訴えたことがあった。勝負根性が特別強いキム・ヨナは、秋夕(チュソク、中秋)連休も返上して練習するほどの熱意を見せていた。彼女を世界トップに導いた、ただならぬ根性が負傷の原因にも挙げられている。

だが、あまり悲観的に見ることはない。オールザットスポーツ関係者は「手術が必要な程度の負傷ではない。スケート靴を履いて足にあまり無理のない氷上練習もしている。必ずやり遂げるという本人の意志も強い。定期的な検診と治療をしながら、リハビリ訓練を行ってソチ冬季オリンピック出場には無理がないようにする」と話した。オリンピック直前の負傷ではなかったことが不幸中の幸いだ。

キム・ヨナを診断したリハビリ医学専門のソル病院のナ・ヨンム代表院長は「6週間は、充分にとった期間だ。何度もジャンプをして足の甲にアザができた状態だと見れば良い。大きな負傷ではないが、足が折れないように留意しなければならない。運動靴も軽いものを履いた方が良い」と話した。

大韓スケート競技連盟のチョン・ジェウン審判理事は「フィギュアスケート選手たちが最も多くケガする部位が足の甲・足首だ。たくさんジャンプをして着地をすれば衝撃のために自然と無理が出るほかはない。そのような衝撃が蓄積して、ある瞬間に故障する」と指摘しながら「実戦を経験しながら試行錯誤をしていってオリンピックに落ち着いて準備できるという機会を逃したのは残念だ」と明らかにした。



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