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<サッカー>洪明甫監督、今負けるのは構わない…来年のW杯で笑う(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

グラウンドではほとんど笑顔を見せない洪明甫(ホン・ミョンボ)監督が親指を立てて明るく笑った。坡州国家代表トレーニングセンターで会った洪監督は「仕事をする時は集中するのであまり笑顔にならないようだ」と語った。

明るく笑う彼の姿を見たのは2回だ。スペインとの2002韓日ワールドカップ(W杯)準々決勝でPK戦の最後のキッカーとしてゴールを決めた時、そして昨年のロンドンオリンピック(五輪)男子サッカー銅メダル決定戦で日本に勝った時だ。彼が笑えば、韓国サッカー史に意味のある記録が刻まれた。来年6月にブラジルで彼の明るい笑顔を期待する理由だ。

洪明甫(ホン・ミョンボ、44)。彼は1年も残っていない2014ブラジルワールドカップ(W杯)本大会を控え、サッカー韓国代表の指揮棒を握った。「毒入りの聖杯をあまりにも早く手にした」という憂慮に対し、彼は「私は一人でない。W杯本大会にはコーチ、選手、スタッフ、メディア、ファンがみんな一緒に行く」と自信を表した。

就任後どのメディアとも単独インタビューをしていない洪監督に、日刊スポーツ(IS)が創刊44周年を迎えてインタビューした。


--就任から3カ月経ったが、A代表監督のストレスは少なくないようだ。

「五輪チームの監督当時と比べて最も大きな変化はプレッシャーだ。Aマッチは内容に劣らず結果が重要であり、その他にも考えるべき要素が多い。チームの一挙手一投足があまりにも細かい部分までメディアに露出するという点もまだ慣れない。私が代表チームを引き受けてからまだ1回(1勝3敗2分け)しか勝っていないが、心配はしていない。むしろ焦ってしまうと、もっと重要なものを逃さないかと心配になる」

--Aマッチで負けるのはどういう感じか。

「確かにその言葉(Aマッチ)が与える重みが違う。ファンの皆さんには真っ先に申し訳なく思う。しかし私たちは決められた計画に基づいて進んでいる。来月にもブラジル(12日、ソウルW杯競技場)、マリ(15日、天安総合運動場)などの強豪と対戦するが、いま負けるのは怖くない。来年のW杯本大会で負けないことがもっと重要だからだ。組織力が徐々に高まっていて、全体的に満足している」

◆世論に合わせて選手を選ばない

--奇誠庸(キ・ソンヨン)、池東源(チ・ドンウォン、ともにサンダーランド)、尹錫栄(ユン・ソクヨン、クイーンズ・パーク・レンジャーズ)、朴主永(パク・ジュヨン、アーセナル)ら欧州でプレーする選手が所属チームで苦労している。

「朴主永は英国出張中に会ったが、太もものけがでしばらく練習していなかった。最近チーム練習に参加した。厳しい状況だが、30代を目前にしているので時間を浪費してはいけない。とにかく試合に出場できるところを探さなければいけない。池東源や尹錫栄はどっちみち今が挑戦の時期だ。小さなミスをするかもしれないが、それがまた良い経験になる。出場機会が与えられれば、それを逃してはいけない。奇誠庸は主力でプレーすることになりそうだが、新しいチームに早く適応するのが先だ」

--朴智星(パク・チソン、32、アイントホーフェン)が代表チームに戻る可能性は本当にないのか。

「その選手が絶対に必要なら、いつでも当然(代表チーム選抜に関する)話はできる。しかし、世論で選手を選ぶべきではないだろうし、同じポジションに若い選手が多いので、そういう点も考慮しなければいけない。はっきりと言うが、必ず連れてこなければいけないと判断すれば、三顧の礼も尽くす考えだ」



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