開発費205億円が投入されたイプシロンは全長24.4メートル、重さ91トンの3段固体燃料ロケット。1.2トンの小型衛星を高度数百キロの地球の軌道に乗せることができる。1997年に開発されたイプシロンの以前のモデル「M5」が長さ30.7メートル、重量137トンだった点と比較すると、小型軽量化に成功した。打ち上げ費用もM5のおよそ半分の約38億円。日本が固体燃料ロケットを打ち上げたのは莫大な費用などを理由にM5の運用を中断した06年以来7年ぶり。
固体燃料ロケット技術は大陸間弾道ミサイル(ICBM)に使用される技術と基本的に同じだ。このため固体ロケット打ち上げの経済性を高めたイプシロンの開発は安保・軍事戦略的にも意味が大きいと分析されている。
固体燃料ロケット技術は大陸間弾道ミサイル(ICBM)に使用される技術と基本的に同じだ。このため固体ロケット打ち上げの経済性を高めたイプシロンの開発は安保・軍事戦略的にも意味が大きいと分析されている。
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