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日本近い韓国の海、「放射能の汚染なし」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国の海洋水産部(海水部)は韓国周辺の海域を調査した結果、日本の福島原子力発電所事故前よりも少ない量の放射性物質が検出されたと12日発表した。調査地域は済州島(チェジュド)南西側と南東側のそれぞれ3カ所ずつだ。

海水部は原子力安全委員会とともに先月、日本に近い韓国の海域6カ所の海水を分析した。このうち3カ所では放射性物質が検出されず、残りの3カ所では海水1キロあたり平均0.00170ベクレルのセシウム(Cs)が検出された。これは福島原子力発電所事故以前の2006~2010年の検出量(最大0.0404ベクレル)に満たないというのが海水部の説明だ。パク・ジュンヨン海水部漁村養殖政策官は「日本の放射能汚染水の影響が全くないことが明らかになった」として「現在、韓国周辺の海は放射能汚染がなく安全だ」と話した。

このほかに国立水産科学院はサバ・サワラ・イワシ・タチウオなど韓国海域で水揚げされる10種類の魚やイカ・グチなど排他的経済水域(EEZ)の魚8種類を捕って放射能汚染調査を実施した。この調査でもセシウムやヨード(I)などの人工放射性物質は検出されなかった。シン・ヒョンソク海水部漁村養殖政策課長は「今回の調査により、韓国海域で生産される水産物は放射能汚染がないという安全性が確認された」として「韓国産の水産物は国民が信用して食べてもらってかまわない」と話した。


それでも海水部は福島原子力発電所の汚染水が韓国海域に影響を及ぼしかねないという国民の不安に考慮して、関連調査を持続的に実施すると明らかにした。このため海水についての放射性物質の調査回数を増やすことにした。政府は現在、周辺の海27カ所について1年に4回ずつ放射能検査を実施している。2011年3月の福島事故以前までは6カ月に1回ずつ施行していた。このうち済州道の最南端地域4カ所については1カ月に2回追加検査を行うことに決めた。



日本近い韓国の海、「放射能の汚染なし」(2)

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