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韓中FTA、第1段階交渉が妥結…商品90%開放

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓中自由貿易協定(FTA)の第1段階交渉が、交渉基本指針(Modality)を定めて終わった。これを受け、今後の交渉からは細部商品別に関税撤廃や保護措置を扱う譲歩交渉局面に入る。第1段階の妥結は、昨年5月に交渉開始を宣言して以来1年4カ月ぶり。

韓中は今回の交渉で、商品分野を一般品目群と敏感品目群に分け、敏感品目群についてはさらに一般敏感品目と超敏感品目に細分化し、開放の範囲を議論してきた。一般品目群は即刻または10年以内に関税を撤廃し、一般敏感品目群は10年以上20年以内に関税をなくす。超敏感品目に対しては譲歩除外を含むさまざまな保護措置を取ることで合意した。

両国は今回の交渉で全体品目数(約1万2000品目)基準で90%、輸入額基準で85%の自由化をすることにした。したがって関税撤廃対象から除外される超敏感品目は品目数の10%(1200品目)、輸入額基準で15%となる。韓米FTA(各0.2%、0.9%)と韓EU(欧州連合)FTA(各0.4%、0%)に比べると保護対象が多い。


産業部のウ・テヒ通商交渉室長は「10%の超敏感品目なら、私たちの農水産物を十分に保護できると判断した」と述べた。両国が貿易する品目のうち農・畜・水産品目は約1400品目。ほとんどの農・畜・水産物を超敏感品目に入れて保護できるという計算だ。

韓国と中国は第2段階の交渉から一般・敏感・超敏感品目のリストを作成・交換し、品目別の開放の程度などを議論することになる。韓国政府は農・畜・水産品のうち、競争力があるコーヒー・粉ミルク・インスタントラーメン・紅参などの加工食品を除いた新鮮食品を中心に超敏感品目リストを作成し、譲歩対象から除外する方針だ。

李桐弼(イ・ドンピル)農林畜産食品部長官はこの日午後、ソウル良才洞aTセンターで農業関連団体の代表およそ30人と「韓中FTA農業人懇談会」を開き、「農業分野の被害を最小限に抑えるために多角的な努力をする」と述べながら関係者を説得した。

両国はまた開城(ケソン)工業団地で生産した商品を関税撤廃対象に分類するかどうかについても議論する予定だ。これとともに韓国政府は衛生植物検疫(SPS)を世界貿易機関(WTO)規定に基づくレベルで対応する一方、原産地規定も最大限に厳格に適用する方針だ。



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