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【時論】ベトナムともっと近づこう=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ベトナムは1億人近い人口のほぼ半分が満25歳以下の若い国だ。中国と東南アジア諸国に通じる戦略的要衝地だ。社会主義国家建設を掲げながらも1986年に「ドイモイ」(刷新)政策で市場経済を導入し私有財産権も認めた。儒教文化の価値を守り経済発展に必要な外資誘致のため門戸を開放して全方向外交を広げる。一言で実用の国だ。

これは対外関係にもよく表われている。約20年にわたり戦争をした米国とはクリントン大統領時代の経済制裁解除と関係正常化を通じ過去を清算した。いまは貿易・投資が活発なだけでなく、戦略・軍事対話もする。米国はベトナムの最大の輸出市場であり、ベトナムは米国が主導する環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に参加中だ。ベトナムは79年のカンボジア侵攻問題で中国と戦争し外交関係が12年間断絶したが、最近では全面的・戦略的協力パートナー関係を樹立するなど関係を回復した。

ベトナム戦争当時に31万人余りを派兵した韓国との関係はより一層実用的だ。92年末に国交を正常化し、ベトナムは「過去を埋め未来指向的関係発展のために協力」することで韓国と合意した。地理的には東南アジア、文化的には北東アジアの特性を持つベトナムは韓国を「双子の国」と見る。ベトナム社会科学院のグエン・スアン・タン院長は昨年8月に修交20周年を記念して開かれた韓国ベトナム未来フォーラムで、「両国は農耕文化の伝統と生活風習があり、外侵をはねのけて独立を守り、他の文化の長所を受け入れ文化発展を成し遂げた」と似ている点を指摘した。


ベトナムはタイとともに東南アジアの韓流の震源地だ。韓国ドラマがテレビ番組の10%を占め、2AM、CNBLUE、AFTERSCHOOL、BIGBANG、イ・ヒョリなど韓国歌手の名前を知らない若者はいないほどだ。韓国語を専攻する大学生が2600人、移住労働者が5万3000人、結婚移住女性が4万人をそれぞれ超える。両国はいまや血を分けた姻戚の国だ。

朴槿恵(パク・クネ)大統領の7~11日のベトナム訪問は両国間ですでに合意した戦略的協力パートナー関係を実質的で具体的に稼動させる契機になるだろう。その最初が韓国とベトナムの自由貿易協定(FTA)の締結だ。両国の貿易規模はこの21年間で40倍以上に増え、ベトナムは韓国にとって東南アジアでシンガポールに次いで大きい輸出市場になった。韓国は日本、台湾、シンガポールに次いで4番目のベトナム投資国で、件数では3250件で1位だ。両国のFTA締結は国内総生産(GDP)増加だけでなく現地の韓国投資企業の活性化とベトナムの改革・開放にも大きく寄与するだろう。

2番目は原子力産業の進出だ。電力需要の増加でベトナム政府は原子力発電の割合を2025年に6.3%、2030年に7.9%に増やそうとしている。韓国の原子力発電所技術はベトナムの電力生産と経済発展を助けることができる。

3番目はベトナム科学技術研究所(V-KIST)の設立支援だ。ベトナムは2011年に経済社会開発戦略を採択し2020年までの先進工業国建設を目標にしている。このために科学技術振興を狙っている。すでに昨年グエン・タン・ズン首相の国賓訪韓時にベトナム版KIST(韓国科学技術研究院)設立支援を要請した。今回の機会に政府間協定を締結しV-KISTモデルをベトナムに定着させる必要がある。

最後に韓国は既存の主要投資分野である製造業、鉱業、不動産業、建設業、金融、保険業だけでなく、情報通信、気候変化、エネルギー、環境など未来成長動力発展分野でベトナムと協力を拡大しなければならない。これを通じ韓国の第2の貿易パートナーでありアジアの巨大単一市場である東南アジア諸国連合(ASEAN)の購買力を活用し資源の安定的供給を確保するのにもう一歩近寄れるはずだ。

朴振(パク・チン)韓国外国語大学客員教授、アジア未来研究院常任代表



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