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K-POPの背後に多国籍作曲家たち…200曲から採用1曲(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

K-POP制作現場が進化している。外国の優秀な作曲家たちが韓国を訪れて歌を作り始めた。SMで協業中の作曲家たち。

「DUPビートを作ってください。Danceable、Unique、Powerfulにしなければなりません。例を挙げてみますね」。

先月29日、ソウル清潭洞(チョンダムドン)のSM清潭スタジオ3階。スウェーデンや豪州、韓国の作曲家の前でSMエンターテイメントA&R(Artists & Repertoire)チームのチョ・ハンナ氏がパワーポイントを使いながら英語でプレゼンテーションをした。男性グループのSUPER JUNIOR(スーパージュニア)やエクソ(EXO)に似合うような歌を作るのがこの日のミッション。

チョ氏は「複雑だが、後について歌いやすいメロディ」を要求した。「スタイルやテンポなどには制限がありません。これまで聞いたことがないような音楽、まさにあなた方の音楽がほかの人の参考になるような曲です!」。


色々としゃべっていた作曲家たちはコーヒー1杯ずつ手にして作業室へ向かった。3番の部屋にはスウェーデンから来た男性3人組の作曲チームD3Oと韓国の歌手兼作曲家アンドリュー・チェ氏がペアを組んで入った。D3Oが作った伴奏にアンドリュー・チェ氏が書いたメロディを付けて曲を修正していった。

向かい側の5番部屋には、豪州出身の女性作曲家ヘイリー氏と韓国の作曲家マックス(ソン・ソホ)氏、アン・ソンチャン氏が一緒に曲作りをした。作業がいくらか進むとすぐにヘイリー氏は録音室に入って英語の歌詞で歌った。すぐに後について歌えるほど中毒性のあるメロディだった。

SMプロデューシング室のイ・ソンス室長は「このような組み合わせの中で、ヘイリー氏がスウェーデンで1人で作るものとは違った曲が出てくる。良い悪いはさておき、ひとまず違った曲として世界市場での競争力がある。ある時はあまりに違って大衆に無視されるが、しっかりとマッチすれば新鮮な曲として歓迎される」と話した。

世界へと伸びるK-POP。その背後には世界の作曲家たちの協業がある。K-POPの共感を拡大しようとする意図からだ。それだけ産業的な基盤も強固になったという証拠だ。SMにもユ・ヨンジン、ケンジ、チヌ(ヒッチハイカー)ら専属作曲家がいる。だが彼らのような全天候型の作曲家に会うのは容易ではない。SMは1990年代後半から外国の作曲家たちとの連携網をつくった。世界市場で音楽的な普遍性を獲得する方法だ。SMの足取りはその他のK-POPにも影響を及ぼした。イ・ヒョリの『Bad Girls』、さらにチョ・ヨンピルの『Bounce』も外国の作曲家に依頼した曲だった。

これまでSMの協業方式は進化してきた。韓国の作曲家を海外に派遣したり、画像遠隔会議を通じて世界の作曲家らと対話したりもした。先月には5部屋を備えたソングキャンプ(Song Camp)専用スタジオの工事を終えた。外国人作曲家が最初から韓国に来て2週間滞在し、他チームと協業するというシステムを構築した。

イ・ソンス室長は「伴奏、メロディ、作詞などそれぞれ強い分野がある。3~5人が1つのチームで組んでシナジーを出す」と説明した。その組み合わせを決めるのはA&R部の役割だ。外国人作曲家が伴奏に強いならメロディの得意な韓国の作曲家を付けて、メロディに強いチームならその反対というやり方だ。



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