汚染水流出事態が手の施しようもなく悪化している。タンク周辺の4カ所でまた高い放射線量が検出された。先月300トンの汚染水漏れが確認されたタンクとは違うところだ。タンク下段の1カ所では1時間当たり1800ミリシーベルトの放射線量が測定された。4時間露出すれば死亡するほどの量だ。タンク付近の井戸の地下水を検査した結果、6カ月前に比べてトリチウム(三重水素)の濃度が最高15倍まで増えたことも明らかになった。
放射能に汚染された地下水の海洋流出を防ぐために設置した遮断壁が無用のものとなり、一日300トンの低濃度汚染水が太平洋に流れているが、東京電力は対応できていない。タンクの問題はさらに深刻だ。冷却水として使われた高濃度汚染水を保管するため原発周辺に約1000基のタンクを設置したが、うち一部で汚染水の流出が確認され、波紋が広がっている。
放射能に汚染された地下水の海洋流出を防ぐために設置した遮断壁が無用のものとなり、一日300トンの低濃度汚染水が太平洋に流れているが、東京電力は対応できていない。タンクの問題はさらに深刻だ。冷却水として使われた高濃度汚染水を保管するため原発周辺に約1000基のタンクを設置したが、うち一部で汚染水の流出が確認され、波紋が広がっている。
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