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日本、原子力発電所汚染水流出…1カ月以上の隠蔽疑惑

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
日本の福島第1原発の高濃度放射能汚染水の流出が、すでに先月初めに始まっていたことが分かった。東京電力は28日、「汚染水が流出した貯蔵タンクから15メートルほど離れた無線中継所で、毎日2時間30分ずつ仕事をしていた職員2、3人の放射能被爆数値が先月9日を基点に上昇した」として「これらの作業場所が、汚染水の流れ出た排水口のすぐそばだった点を勘案すると、先月9日頃にタンクから汚染水が漏れ始めたと見られる」と明らかにした。

東京電力が、汚染水の貯蔵タンクから約300トンの放射能汚染水が海に漏れ出していたのを確認して発表したのは今月19日で、汚染水の漏出が始まって1カ月以上過ぎてからだ。このため東京電力が1カ月以上、汚染水が漏れていることさえ知らずにいたか、もしくはこれを隠していたという疑惑まで起きている。

東京電力は福島第1原発で仕事をしている職員の被爆レベルを毎日点検している。無線中継所で作業をしていた職員の被爆レベルは先月8日まではほとんど0に近かったが、先月9日に最大0.1ミリシーベルトに上昇し、それ以後も高まり続けて今月初めには約1ミリシーベルトに達した。彼らは中継所のそばを流れていた汚染水か、雨水と混ざって汚染された土を通じて被爆したと見られる。


日本のメディアは「職員の被爆数値の上昇についての原因調査をしっかり実施しなかった東京電力が責任を免れるのは難しいだろう」と報道した。

その一方、日本原子力規制委員会は28日、今回の放射能汚染水流出事故が原発事故の国際評価尺度(INES)に基づく「レベル3(深刻な事故)」に該当するとして国際原子力機関(IAEA)に正式に報告した。日本経済新聞は「2年5カ月が過ぎても事故収拾をまともに出来ずにいる深刻な事態を国際社会に知らせることと同じ」と批判した。



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