妻を暴行脅迫し、位置追跡をした容疑で起訴されている俳優リュ・シウォン(41)に、検察が懲役8カ月を求刑した。
20日、ソウル瑞草区(ソチョグ)のソウル中央地方裁判所では位置情報の保護および利用などに関する法律違反と暴行容疑で不拘束起訴されているリュ・シウォンに対する2次公判が行われた。この日の裁判で、検察は「被告人(リュ・シウォン)は被害者(チョさん)の車両に位置情報装置を相当期間設置しており、被害者が処罰を望んでいる」として求刑理由を明らかにした。
これに先立ち検察側は、今月16日にリュ・シウォンの夫人チョさんに対する証人申請書を提出した。これに伴い、リュ・シウォンとチョさんは昨年の離婚調停申請以来、初めて法廷で顔を合わせることになった。
この日リュ・シウォンとチョさんは開始早々、裁判公開の有無をめぐって対立した。チョさんは「1年半の間、被告人がメディアを通じて私に対するデマを拡散させた。公開裁判を望む」と立場を明らかにした。半面、リュ・シウォン側の弁護人は「被告は公人なので私生活が露出する恐れがある」として非公開裁判を求めた。両者の意見を聞いた担当判事は、休廷後にチョさんの立場を受け入れて公開裁判を進めた。
この裁判でチョさんは、リュ・シウォンが自身の車両に衛星利用測位システム(GPS)を取り付けた事実について、「(リュ・シウォンは)長期間の出張に出ていたにもかかわらず、私がどこで何をするのか恐ろしいくらいに把握していた」と明らかにした。続いて「夫が文字メッセージでしばしば罵声を浴びせた。ところで文字の最後に笑っている猫マークが付けられていた。罵声を浴びせながらもなぜこんなマークをつけるのか疑問に感じていたが、実はそのマークが位置追跡のためのものであることに気づいた」と話した。
また「なぜ夫が自分を監視したと考えるか」という質問に、チョさんは「夫は結婚直後から浮気をしていた。産後にその事実に気づいた。女性を呼び入れて性関係を持っている事実も知った」とし「私がすべてのことに気づくと監視しようとした」と主張した。
この日チョさんは録音CDまで提示し、夫が自身を暴行したと話した。このCDには、自身の車両にGPSが取り付けられている事実を知ったチョさんが、リュ・シウォンに取り外すように求める内容の会話が含まれている。リュ・シウォンが「私が滑稽か」等、荒い表現を使っていたことが分かる。チョさんはこの会話の過程でリュ・シウォンから暴行を受けたと主張したが、リュ・シウォン側は録音ファイルでかすかに聞こえる音が「床からの音にすぎない」と真っ向から反論した。
リュ・シウォン側の弁護人は、位置情報収集の事実を一部認めながらも「長期間、家族と離れていなければならない職業特性上、夫人と娘の安全を守るためのもの」と抗弁した。続いて「暴言を吐いたり殴ったりしたことは一度もなく、(チョさんを)押したことさえない」と反論した。
リュ・シウォンは最終弁論で「個人的に妻に対する良くない感情とは別として、私の人生のすべてである娘の母親を悪者にしたくない」とし「娘が最も大切だ。最低、娘に真実を伝えなければならないと思う。やってもないことをやったと言うような父親にはなりたくない」と訴えた。
これに先立ちリュ・シウォンは、2011年に8カ月にわたってチョさんの車両に同意を得ずにGPSを取り付け、位置情報を収集した容疑で今年5月に不拘束起訴されていた。また、GPSの取り外しを求めるチョさんを暴行して脅迫した容疑も持たれている。リュ・シウォンは今年6月に行われた1次公判でも「(位置情報収集は)家族の安全を心配したから」とし「暴行は事実無根」と主張していた。その後、チョさんに対して誣告や詐欺、秘密侵害、通信秘密保護法違反などの容疑で告訴状を提出し、強く対応している。
一方、リュ・シウォンとチョさんは2010年に結婚し娘1人をもうけたが、昨年3月に裁判所に離婚調停を申請していた。次の公判は9月12日に同じ場所で行われる。
20日、ソウル瑞草区(ソチョグ)のソウル中央地方裁判所では位置情報の保護および利用などに関する法律違反と暴行容疑で不拘束起訴されているリュ・シウォンに対する2次公判が行われた。この日の裁判で、検察は「被告人(リュ・シウォン)は被害者(チョさん)の車両に位置情報装置を相当期間設置しており、被害者が処罰を望んでいる」として求刑理由を明らかにした。
これに先立ち検察側は、今月16日にリュ・シウォンの夫人チョさんに対する証人申請書を提出した。これに伴い、リュ・シウォンとチョさんは昨年の離婚調停申請以来、初めて法廷で顔を合わせることになった。
この日リュ・シウォンとチョさんは開始早々、裁判公開の有無をめぐって対立した。チョさんは「1年半の間、被告人がメディアを通じて私に対するデマを拡散させた。公開裁判を望む」と立場を明らかにした。半面、リュ・シウォン側の弁護人は「被告は公人なので私生活が露出する恐れがある」として非公開裁判を求めた。両者の意見を聞いた担当判事は、休廷後にチョさんの立場を受け入れて公開裁判を進めた。
この裁判でチョさんは、リュ・シウォンが自身の車両に衛星利用測位システム(GPS)を取り付けた事実について、「(リュ・シウォンは)長期間の出張に出ていたにもかかわらず、私がどこで何をするのか恐ろしいくらいに把握していた」と明らかにした。続いて「夫が文字メッセージでしばしば罵声を浴びせた。ところで文字の最後に笑っている猫マークが付けられていた。罵声を浴びせながらもなぜこんなマークをつけるのか疑問に感じていたが、実はそのマークが位置追跡のためのものであることに気づいた」と話した。
また「なぜ夫が自分を監視したと考えるか」という質問に、チョさんは「夫は結婚直後から浮気をしていた。産後にその事実に気づいた。女性を呼び入れて性関係を持っている事実も知った」とし「私がすべてのことに気づくと監視しようとした」と主張した。
この日チョさんは録音CDまで提示し、夫が自身を暴行したと話した。このCDには、自身の車両にGPSが取り付けられている事実を知ったチョさんが、リュ・シウォンに取り外すように求める内容の会話が含まれている。リュ・シウォンが「私が滑稽か」等、荒い表現を使っていたことが分かる。チョさんはこの会話の過程でリュ・シウォンから暴行を受けたと主張したが、リュ・シウォン側は録音ファイルでかすかに聞こえる音が「床からの音にすぎない」と真っ向から反論した。
リュ・シウォン側の弁護人は、位置情報収集の事実を一部認めながらも「長期間、家族と離れていなければならない職業特性上、夫人と娘の安全を守るためのもの」と抗弁した。続いて「暴言を吐いたり殴ったりしたことは一度もなく、(チョさんを)押したことさえない」と反論した。
リュ・シウォンは最終弁論で「個人的に妻に対する良くない感情とは別として、私の人生のすべてである娘の母親を悪者にしたくない」とし「娘が最も大切だ。最低、娘に真実を伝えなければならないと思う。やってもないことをやったと言うような父親にはなりたくない」と訴えた。
これに先立ちリュ・シウォンは、2011年に8カ月にわたってチョさんの車両に同意を得ずにGPSを取り付け、位置情報を収集した容疑で今年5月に不拘束起訴されていた。また、GPSの取り外しを求めるチョさんを暴行して脅迫した容疑も持たれている。リュ・シウォンは今年6月に行われた1次公判でも「(位置情報収集は)家族の安全を心配したから」とし「暴行は事実無根」と主張していた。その後、チョさんに対して誣告や詐欺、秘密侵害、通信秘密保護法違反などの容疑で告訴状を提出し、強く対応している。
一方、リュ・シウォンとチョさんは2010年に結婚し娘1人をもうけたが、昨年3月に裁判所に離婚調停を申請していた。次の公判は9月12日に同じ場所で行われる。
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