最近『歴史の慣性』を出した閻学通・中国精華大国際関係研究院長は「10年後、中国は米国と2強体制を構築するだろう」と予想した。[中央フォト]
「冷戦時代、ソ連は国内総生産(GDP)、ミサイル、衛星などすべての面で米国の相手にならなかった。それでもソ連はスーパーパワーだった。米国と同等な国力を備えた国家がスーパーパワーになるという概念は間違いだ(閻学通院長は『歴史の慣性』で総合国力を政治実力X(軍事力+経済力+文化力)という等式で解いた)。総合国力が米国の50%程度になれば、2強体制を構築することができると考える。国際問題の専門家はほとんど多極体制を予想している。しかし客観的に見ると、10年後に中国を除いた日本、ロシア、フランス、英国、インド、ブラジルのどの国も規模と質的な側面で米国の半分に近接できない。しかし中国のGDPはすでに米国の半分だ」
中国のスーパーパワーは誰も防げず…東アジアの利益めぐる米国との争奪戦は不可避(2)
この記事を読んで…