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<サッカー>洪明甫号4度目の試合、ペルー相手にまた無得点引き分け

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

洪明甫(ホン・ミョンボ)サッカー代表チーム監督

洪明甫(ホン・ミョンボ)サッカー代表チーム監督が、FIFAランキング22位のペルーとのAマッチ試合前日の13日に記者会見で、「東アジアカップで出てきた問題点を解決できる良い機会であり経験になるだろう」と期待感を示した。だが、今回も効果的な処方は出てこなかった。慢性病を改めて確認するのに終わった。洪監督の指導力に疑問符が浮かび上がっている。

韓国は14日、水原(スウォン)ワールドカップ競技場で南米の強豪ペルーを相手に評価試合を行い、無得点で引き分けた。デビュー舞台だった東アジアカップでオーストラリア、中国、日本を相手に1敗2分けに終わった洪監督は履歴にもうひとつ引き分けを追加した。4試合で56本のシュートを放ったが1ゴールだけが入った。

洪監督が言及した問題点のうち最も急がれる課題だったゴール決定力が改善されなかった。最前方解決者として前半と後半にそれぞれ投じたキム・ドンソプとチョ・ドンゴンは動きが鈍かった。相手の危険地域に接近すると精巧さが目立って落ちる「便秘サッカー」を90分間繰り返した。韓国はミッドフィルダーのハ・デソンが戦術の求心点の役割を担いペルー陣営で一方的な攻勢を続けたが、ゴール決定力不足を克服できなかった。左ウイングのユン・イルロクが前半25分と前半29分、後半9分の3回も決定的なチャンスをとらえたが、ボールはキーパーの正面へ向かったりゴールポストを外れた。決定的な得点チャンスが失敗に終わるたびに観客席をいっぱいに埋めた3万6000人余りの嘆き声が競技場を覆った。後半39分にはひやりとする失点の危機もあった。クラウディオ・ピサロがゴールキーパーのキム・スンギュと向かい合った状況で左シュートを放ち、キム・スンギュは反射的に腕を伸ばしボールをかろうじて弾いた。


“イ・グンホの再発見”は唯一の慰めだった。攻撃型ミッドフィルダーとして出場したイ・グンホは試合中、攻撃手らと積極的にスイッチングをした。後半16分に相手キーパーと向き合った状況で右シュートを試みた場面はチョ・ドンゴンとポジションを入れ替える過程でスペースが生まれ可能になった。その直前にはミッドフィルダーのチョ・チャンホとポジションを替えた後に絶妙のスルーパスを成功させ決定的なシュートのチャンスも提供した。両場面ともゴールにつながってはいないが、相手守備陣の肝を冷やした。

スタートから4回のAマッチを1敗3分けで終えた洪明甫チームは来月6日にアジアのあるチームと、10日にはクロアチアと、Aマッチ2連戦に臨む。洪監督が早いうちから「海外派を全員稼動する」と宣言しているだけに彼の指導力をしっかりと評価できる機会ができたことになる。

洪監督は「東アジア杯からこれまですべて後半の試合内容が良くなかった。選手たちは体力的につらい状態だ。リーグでの試合をずっと行っているので後半で体力が落ちる。欧州派抜てきの基本原則はチームで試合に出られない選手はできるだけ呼ばないということだ」と話した。



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