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<東アジア杯>洪明甫監督の韓国代表が大会で得た3つ

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

洪明甫(ホン・ミョンボ)監督(44)が率いるサッカー韓国代表が2013東アジアカップを1敗2分けで終えた。

洪明甫(ホン・ミョンボ)監督(44)が率いるサッカー韓国代表が2013東アジアカップを1敗2分けで終えた。3試合で1得点2失点。みずぼらしい成績だが、得るものが多かった。選手たちは「洪明甫監督が望むことを理解した。勝てなかったのは悔しいが、今は結果よりも過程がもっと重要だと思う」と話している。招集後2日間の練習で臨んだ大会にしては競技力を見せたという評価が多い。

1.宝石の発見

洪監督は東アジアカップにKリーグ・Jリーグ・中国スーパーリーグ所属の選手で臨んだ。欧州組がいない状況で“宝石”を見つけるためだ。このため23人の選手のうちバックアップGK李範永(イ・ボムヨン、24、釜山)を除いた22人の選手をすべて投入してテストした。さまざまな戦術と幅広い選手起用で、今後の代表チーム抜てきに柔軟性を高めようとした。


ひとまず今大会で3、4人の選手が頭角を現した。尹日録(ユン・イルロク、21、ソウル)は唯一、3試合ともに先発出場したフィールドプレーヤーだ。幅広く選手を起用した中、尹日録は変わりなく中心選手だった。尹日録を中心に他の選手との相性を点検したと解釈できる。尹日録は28日の日本戦でチーム唯一の得点を生み出し、洪監督の信頼に応えた。代表チームに初めての抜てきされた新人としては高い点数を受ける活躍だった。

コ・ヨハン(25、ソウル)、李承ギ(イ・スンギ、25、全北)、金珍洙(キム・ジンス、21、新潟)も洪監督の戦術によく対応し、役割を果たしたと評価される。

2.Oneチームに変化

選手は大会中、洪監督が強調した「ワンチーム(One Team)」によく従った。その変化は坡州代表チームトレーニングセンターで始まった。練習のためにグラウンドと宿舎を行き来する時も一緒に動いた。坡州でもミクストゾーンを設置し、無秩序な取材が禁止された。

練習場でも「ワンチーム」の姿が見られた。ほとんどの練習が同等の条件で行われた。同じポジションの選手と並んで立ち、似た条件の戦術を交代しながら練習した。ミニゲーム中心に競争した過去の代表チームとは違う姿だ。

日本戦で1-2で敗れた後、ミクストゾーンでもプロらしさを見せた。重要な試合で敗れればミクストゾーンでのインタビューを拒否する姿がなくなった。洪監督はミクストゾーンを通過しながら「選手をつかまえてインタビューしてもかまわない」と話した。洪監督もミクストゾーンで記者と言葉を交わした。

3.主力DFを発掘

主力DFが完成されつつあるという点もプラス面だ。チェ・ガンヒ前監督が率いた韓国代表は毎試合、4バックDFが変わった。時限付き監督だったチェ監督は「コンディションが良い選手を起用しなければいけない。特に変化を与えるのが負担となるDFの構成に悩んでいる」と話していた。目の前の試合に勝たなければならないチェ監督の立場は理解できるが、守備はいつも不安定だった。

洪監督は豪州戦(20日)と日本戦で、金珍洙-金英権(キム・ヨングォン、23、広州恒大)-洪正好(ホン・ジョンホ、24、済州)-金昌洙(キム・チャンス、28、柏レイソル)で4バックを構成した。日本戦で2失点したとはいえ、他の場面ではスキのない守備を見せた。DF選手がミスをしても主力4バックを維持しながら代表チームを率いるのが賢明だという判断が多い。こうした点で洪監督の守備安定には高い点数が与えられる。



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