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日本、原発汚染水防ぐ手段なく…毎日300トン海へ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
世界の耳目がまた福島に向かっている。原発沖に流出している汚染水のためだ。これまで東京電力に汚染水対策を任せてきた日本政府も「凍土壁を地中に作り、地下水の原発接近を遮断する」プロジェクトに約400億円の財政を投じると宣言した。

一体どういうことが起きているのか。しばらく話題から遠のいていた汚染水問題がまた水面上に浮上したのは先月22日。汚染水の海流出を否定してきた東京電力が「汚染水が流出している」と発表したからだ。

日本で汚染水の海洋流出が初めて問題になったのは事故発生後だった。2011年4、5月に原発1-4号機のうち2・3号機周辺の土の中の坑道から高濃度汚染水が海に流出しているのが確認された。東京電力は直ちに防水工事をし、その後の2年間、日本社会は「海への汚染水流出はない」と信じてきた。それだけに今回の発表は衝撃的だ。


問題は東京電力のその場しのぎの対応と嘘だ。今年6月、2号機周辺の地下水の成分と量を測定するため海側に掘っていた井戸の中から高濃度放射性物質が検出された。山側から流れてきた地下水の一部が地中の放射能物質と混ざった後、海に流れるのではという懸念の声があった。しかし東京電力の説明は「事故直後に漏れた汚染水が地中に残っているため、地下水から検出されるだけ」と強弁した。

日本政府から「十分に調査してほしい」(7月10日)と指示した10日後、東京電力の回答は「海水と地下水の間に往来があった」に変わった。事実上「もう私たちの手に負えるレベルを超えた」という告白だった。

実際、東京電力は表面上では汚染水の流出を否定しながらも、内部では汚染水の海洋流出を疑っていた。このため先月8日から汚染された地下水が海に流出しないよう海に近い地中に遮水壁を築き始めた。薬剤で土を固めて作った地中の壁だ。技術的な問題のため地表面から1.8メートル下までだ。しかし東京電力は先月31日、「汚染された地下水があまりにも多くたまり、遮水壁をすべて積んでも海への流出は防げない」と述べた。近く汚染水が地表面にあふれる可能性も排除できないということだ。



日本、原発汚染水防ぐ手段なく…毎日300トン海へ(2)

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