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「国防軍をつくる安倍式改憲は絶対にできない」…若宮・元朝日主筆(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
若宮元主筆は、韓日間の友好のために大胆な所信とアイディアを躊躇なく明らかにしてきた。2005年には独島(ドクト、日本名・竹島)を韓国に譲歩しようという文を書き、日本国内で波紋を起こした。彼は著名コラムで「竹島を韓国に譲歩するものの『友情の島』と名づけて日本の漁業権が保証される夢想をしてみた」と書いた。1995年の韓日サッカーワールドカップ共同開催案を初めて提起した社説も彼の作品だ。

◆独島問題に毎回反応するのは不適切

--韓日、日中関係はどうなるだろうか。


「(安倍首相は)少しでも改善させなければならないと考えているようだ。彼は現在ロシア・東南アジアとは良い関係を結んでいる。問題は韓国と中国だ。彼は第1次政権当時、小泉首相の時に悪化した日中関係が良くなるようにした。現実的に考えたのだ。韓国と中国を無視した日本外交は望ましくない。もし尖閣諸島(中国名・釣魚島)に関連した領土紛争が存在すると認めれば中国が望むところだろう。それ以後、国際裁判所に行って紛争を解決すればいい。しかし韓国は、独島に関した領土紛争があるという点を絶対に認定しないというのが障害物になる。韓国が認めないのにどうやって日本だけで解決することができようか」

--独島と慰安婦問題が韓日関係の足かせになっている。

「独島問題は解決が難しい事案だ。これ以上、互いに刺激的な行動をしないほうが良い。日本の教科書が独島を日本領土として表示するからといってそのたびに問題提起をするのは望ましくない。それは日本の立場ではないのか。安倍政権が「竹島の日」を政府行事に昇格させるという公約もうやむやになっており気を遣わなくても良いだろう。問題は慰安婦だ。慰安婦問題が解決されれば最も良い。安倍氏が標ぼうする対外政策は『価値観外交』だ。自由と民主主義、人権、法治など普遍的な価値を重視する外交を繰り広げるということだ。女性の尊厳性を傷つけた慰安婦問題は、全世界的な人権問題として議論されている。安倍首相が人権という普遍的な価値を大切にするならば、当然、慰安婦問題もきちんと処理しなければならない。韓国側でも100%の満足は難しいということを理解すべきだ。100点ではなくても90点程度でよしとするのはどうだろうか。韓日首脳会談が開かれて、朴槿恵(パク・クネ)大統領が安倍首相に『韓日関係をこのような形で放っておいてはいけない』と熱心に説得すれば良い結果になる可能性がある。元慰安婦のおばあさんたちは年をとり続けている。2015年が韓日国交正常化50周年だ。それまでに慰安婦問題が解決されることが私の希望だ」

--サッカー東アジアカップの韓日試合の時に起きた応援論議はどうなのか。

「何事もTPOに合わせるべきだという話がある。時間(Time)、場所(Place)、状況(Occasion)により適切に対応しなければならないという意味だ。純粋なスポーツイベントであるべきサッカーの試合で政治的スローガンが出てくるのはTPOに合わない。韓国はとても好きだが、そんな姿を見ると失望することになる。個人的には洪明甫(ホン・ミョンボ)監督がとても好きだ。日本でも人気だ。今度はちょっとだめだったが」



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