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【噴水台】このままでは男女間のロマンスも消えるのでは…=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

写真=キム・フェリョン記者。

「彼女ですか。女は面倒くさくて嫌です」。

海千山千すべて経験した男性でもなく、まだ20歳になったばかりの大学生の言葉だった。その年頃には異性に対する好奇心で胸が騒いでいるものと思っていたが、意外だった。理由はもっと意外だった。「下手に女と付き合えばセクハラにあうかもしれない。最近は常識のない女が非常に多い」。一例として、女性は男性の体を好き勝手に触り、筋肉がどうのこうのと品評し、さらにはヘッドロックをかけて殴ったりするということだ。それでも男性は対抗する方法がないという。「女と同じように仕返しすればすぐに監房行きとなる」。

別の若い男性は、最近は女性がむやみに行動しても指1本でも触れれば大変なことになるという強迫観念があるという。また、テレビをつければ自称少女のガールズグループが群れで登場し、ホットパンツ姿でお尻を振り、いわゆる“開脚ダンス”を踊りながら刺激するが、男性は反応どころか、自分の目が見つめていないか心配するそうだ。これが「最近の男性」に生まれた罪だという。彼らは安全に男同士で遊んでみたところ、それがはるかに気楽だという。最近、ドラマの男男カップルが脚光を浴び、映画でも男女間のロマンスが消え、男たちの話の「隠密に偉大に」「新世界」のような映画に観客が集まるのは、こうした世相を反映しているのかもしれない。


実際、「最近の男性」関連の話は憂鬱だ。最近ソウル市が発表した統計で見たソウルの男性の生活は余裕がない。若い頃は就職難で結婚も遅れ、年を取っても仕事を続けなければならず、40歳代の未婚男性は10年前に比べ3.2倍、50歳代は4.5倍に増えた。物理的な男性の生活もますます厳しくなっていることを見せている。

さらにソン・ジェギ男性連帯代表が投身パフォーマンス後に遺体で発見された。一言であきれる事件だが、インターネットではこれを契機に男女がお互いを誹謗する男女対決に発展している。ついに、これが女性権益を伸張させた女性政策の過ちだとして女性家族部に非難があふれ、ホームページがダウンした。

もちろん今日の男性の憂鬱な現実は女性政策の過ちではない。また、こうした行動は一部の感情的、非理性的な行動に見える。しかし一方では、この時代の男性の疲労感と相対的な剥奪感が女性に対する嫌悪感として表出する信号にも見え、心に引っかかる。

人類にただ2つの性の男女が対立し、地球にプラスになることがあるだろうか。その間、女性が追求してきたものは、すべての人間が疎外されず、平等・公平・開放・善隣・友愛の精神が実現される、男女が一緒に平等で幸せに暮らす世の中だった。過渡期には混乱が伴うものだが、それでも男女間の対立と反目へ向かうのは消耗的だ。今は男性が表出する疎外に対しても、私たちみんなが耳を傾けなければならない時期になったようだ。

ヤン・ソンヒ論説委員



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