「韓国デザイナーの海外市場進出を支援するためのグローバルファッションプロジェクト」。「グローバル化政策として推進するグローバルファッションブランド育成プロジェクト」。「韓国ファッションブランドのグローバル力強化を目的とする育成事業」。
言葉の順序を入れ替えただけの言葉遊びではない。1番目は文化体育観光部が主軸の「コンセプトコリア」、2番目はソウル市が開催する「ソウルズ10ソウル(Seoul’s 10 Soul)、3番目は韓国ファッション協会が産業通商資源部の支援で推進する「グローバルブランド育成事業」だ。1番目と2番目がデザイナーを選抜してニューヨークとパリに進出させる一方、3番目は中堅企業ブランド支援に焦点を合わせている。目的は一つ、ファッション韓流の実現であり、グローバルブランドづくりだ。
偶然にも最近この3つのプロジェクトが同時にニュースを伝えた。コンセプトコリアは9月にニューヨーク舞台に立つデザイナーのリストを発表し、ソウルズ10ソウルもパリ進出デザイナーを内定した(公式資料は近く配布予定)。グローバル育成事業の場合、5日にニューヨークで大きな行事を開くという。
政府や地方自治体がファッション産業を支援するという点は歓迎する。あえて創造経済まで持ち出さなくとも、すでにファッションは一国の文化・生活レベルを反映しているからだ。しかしファッション界の人たちさえも、目的が同じ事業を部処と地方自治体がそれぞれ競うようにする点には首をかしげている。限られた予算でそれぞれの広報・行事運営などに費用をかかるうえ、情報の共有も難しくなり、明らかに非効率的に見えるからだ。実際、2つのプロジェクトで同じデザイナーが重なることもあった。デザイナーもどのプロジェクトに属するべきか決めにくい。ファッション韓流支援事業が“一本化”されなければならない理由だ。
その動きがなかったわけではない。2011年に知経部・文化観光部・ソウル市はファッション産業業務協約書を結び、全体部処レベルの政策調整機構を設立することで合意した。この場合、海外行事も多彩に開催でき、「大韓民国ファッション大展」のような選抜舞台を共同で主管することが可能になる。しかしなぜうやむやになってしまったのか。担当者の話を聞いてみた。「まず部処も地方自治体も自分たちの所管を明確にすることを臨む。実績を得なければいけないので」「追加の予算がなければならないが、決まっていない。したがって各自がそのまましてきた通りに…」。
ニューヨーク・パリ・ロンドンでは、ファッションウィーク進行、新進デザイナーの発掘、海外進出支援などをファッション協会という一つの窓口を通じて進める。誰かがその国のファッションが気になるなら協会の門をノックすればよい。必ずしもファッション先進国だからというわけではない。ベルリンはすでにベルリン州政府とドイツ連邦外務省が一つになり、ベルリンファッションウィークを準備している。「第5のファッション都市」という共通の夢を見ながらだ。
ファッション界のあちこちで「コラボレーション(協業)」が大勢だ。靴と建築が会い、ティーシャツと写真が組む。生き残るために種を混ぜて境界を崩す。ファッション韓流もそこに解決法がある。世界市場の障壁より、プロジェクト間の壁が高くなってはならない。
イ・トウン中央SUNDAY記者
言葉の順序を入れ替えただけの言葉遊びではない。1番目は文化体育観光部が主軸の「コンセプトコリア」、2番目はソウル市が開催する「ソウルズ10ソウル(Seoul’s 10 Soul)、3番目は韓国ファッション協会が産業通商資源部の支援で推進する「グローバルブランド育成事業」だ。1番目と2番目がデザイナーを選抜してニューヨークとパリに進出させる一方、3番目は中堅企業ブランド支援に焦点を合わせている。目的は一つ、ファッション韓流の実現であり、グローバルブランドづくりだ。
偶然にも最近この3つのプロジェクトが同時にニュースを伝えた。コンセプトコリアは9月にニューヨーク舞台に立つデザイナーのリストを発表し、ソウルズ10ソウルもパリ進出デザイナーを内定した(公式資料は近く配布予定)。グローバル育成事業の場合、5日にニューヨークで大きな行事を開くという。
政府や地方自治体がファッション産業を支援するという点は歓迎する。あえて創造経済まで持ち出さなくとも、すでにファッションは一国の文化・生活レベルを反映しているからだ。しかしファッション界の人たちさえも、目的が同じ事業を部処と地方自治体がそれぞれ競うようにする点には首をかしげている。限られた予算でそれぞれの広報・行事運営などに費用をかかるうえ、情報の共有も難しくなり、明らかに非効率的に見えるからだ。実際、2つのプロジェクトで同じデザイナーが重なることもあった。デザイナーもどのプロジェクトに属するべきか決めにくい。ファッション韓流支援事業が“一本化”されなければならない理由だ。
その動きがなかったわけではない。2011年に知経部・文化観光部・ソウル市はファッション産業業務協約書を結び、全体部処レベルの政策調整機構を設立することで合意した。この場合、海外行事も多彩に開催でき、「大韓民国ファッション大展」のような選抜舞台を共同で主管することが可能になる。しかしなぜうやむやになってしまったのか。担当者の話を聞いてみた。「まず部処も地方自治体も自分たちの所管を明確にすることを臨む。実績を得なければいけないので」「追加の予算がなければならないが、決まっていない。したがって各自がそのまましてきた通りに…」。
ニューヨーク・パリ・ロンドンでは、ファッションウィーク進行、新進デザイナーの発掘、海外進出支援などをファッション協会という一つの窓口を通じて進める。誰かがその国のファッションが気になるなら協会の門をノックすればよい。必ずしもファッション先進国だからというわけではない。ベルリンはすでにベルリン州政府とドイツ連邦外務省が一つになり、ベルリンファッションウィークを準備している。「第5のファッション都市」という共通の夢を見ながらだ。
ファッション界のあちこちで「コラボレーション(協業)」が大勢だ。靴と建築が会い、ティーシャツと写真が組む。生き残るために種を混ぜて境界を崩す。ファッション韓流もそこに解決法がある。世界市場の障壁より、プロジェクト間の壁が高くなってはならない。
イ・トウン中央SUNDAY記者
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