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「韓国人が自負心を持つことを願う」…元エコノミスト記者が本出版

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
新鮮な視点で韓国便りを伝えてきた元英国週刊誌エコノミスト記者のダニエル・チューダー氏(31)が『奇跡を成し遂げた国、喜びを失った国』を出版した。昨年11月に英語版で先に出た『Korea、The Impossible Country』の韓国語翻訳本だ。英語版は米国タートル社で出版され現在までに約2万冊が売れた。

先月31日にソウル光化門(クァンファムン)のある食堂で会ったチューダー氏は「韓国人が自分たちの成し遂げたことについて自負心を持つことを願う気持ちで、韓国語版を出すことにした」と話した。

本は2002年のサッカーワールドカップの熱気に包まれていた韓国に初めて訪れて以来、夢中になった英国青年チューダーが、韓国社会に向けて書くラブレターのようだ。ただし盲目的な愛とは距離がある。韓国社会の誇らしかったり恥ずかしかったりする事実や事件のディテール、問題点に対する視線が鋭い。


チューダー氏はこの日をもってエコノミスト記者職を辞めた。彼は「専業作家として仕事をする良い機会ができたので決めた」と話した。近く、韓国の進歩政治を扱った本を出す。彼が“経済合理化”と呼ぶ韓国の経済民主化についての本も出版契約を終えた状態だ。その後は小説を書く計画だという。取材過程で会った朝鮮の皇孫、李錫(イ・ソク)氏の人生からアイディアを得た作品だ。チューダー氏は「彼の人生に基づいているが、実際の彼の人生とは大いに違った話になるだろう」と話した。



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