私もやはり韓国の会社組織で仕事をした経験がある。ソウルの汝矣島(ヨイド)にある資産運用会社であった。会社が採用した初めての外国人が私であった。実際は上司が話す全てのことに同意するのが私の仕事だった。私の役割は会社がグローバルに見られるようにすることと一緒に爆弾酒を飲むことであった。もし私が上司の話に疑問を提起したとすれば歓迎されなかっただろう。だが投資会社は航空会社ではない。人気のある英語ブログ“韓国人に尋ねてみて下さい”で指摘していたように、いくら後輩操縦士が先輩の意に逆らいにくい文化があるからといっても、死ぬかも知れない状況ならば話は変わる。もし韓国式の位階秩序がそんなに危険で強いものなら、アシアナと大韓航空の飛行機事故率はもっと高くなければならないだろう。だが実情はそうではない。
私は、まるで自分たちが世界の標準のようにふるまう国の出身だ。それでもしサンフランシスコ空港に不時着した飛行機が英国のブリティッシュエアウェイだとか米国のデルタ航空の飛行機だったら、文化的な差についての論争はなかっただろう。アジアのメディアが「恐らく個人主義的指向の若い操縦士が、経験豊富な先輩の話を聞かなかったのだろう」と報道することもなかっただろう。
【コラム】アシアナ機事故、뮂の後(2)
私は、まるで自分たちが世界の標準のようにふるまう国の出身だ。それでもしサンフランシスコ空港に不時着した飛行機が英国のブリティッシュエアウェイだとか米国のデルタ航空の飛行機だったら、文化的な差についての論争はなかっただろう。アジアのメディアが「恐らく個人主義的指向の若い操縦士が、経験豊富な先輩の話を聞かなかったのだろう」と報道することもなかっただろう。
【コラム】アシアナ機事故、뮂の後(2)
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