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【時視各角】サッカーはサッカー場で、歴史は教室で(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
サッカー韓日戦はいつも熱い。国民的な関心と応援の熱気は沸騰点を超える。普段はKリーグに無関心でも、韓日戦は必ず見るという人も多い。試合が行われる時期の韓日関係によっては両国民の感情が正面衝突することもある。今がまさにそのような時期だ。

28日の東アジアカップ韓日戦の場合、試合終了後も“過熱”状態が続いている。特に日本メディアはソウル蚕室競技場で韓国代表サポーター「レッドデビルズ」が掲げた横断幕を取り上げ、「歴史を忘れた民族に未来はない」という言葉を問題視した。競技場で政治的宣伝を禁じる国際サッカー連盟(FIFA)の規定に背くという主張だ。

それがなぜ政治的なのかと怒るのはやめよう。私たちの基準だけで見るのは一方的だ。昨年のロンドンオリンピック(五輪)で独島(ドクト、日本名・竹島)パフォーマンスをした朴種佑(パク・ジョンウ)選手がFIFAの懲戒を受けたことは、まだ記憶に鮮明に残っているではないか。独立運動家の申采浩(シン・チェホ)先生の言葉は常に胸に刻んでおくべき名言だ。しかしその峻厳な教訓は普段の歴史意識で銘記しておくべきものであり、90分間の熱狂に包まれたサッカー場で鼓吹することではない。さらに本当に歴史を忘れた民族にとって、どれほど堪える警告になるだろうか。そのように臆した状態でどのように競技をし、応援をするのか。日本側の問題提起と大韓サッカー協会の撤去要求はその点を多角的に考慮したものではないかと思う。


それでもサッカー協会は非難に苦しんでいる。ホームページには親日だの、事大主義だのと誹謗するコメントがあふれている。横断幕の撤去に対する抗議の表示として応援を中断したレッドデビルズも批判を受けている。抗議の意は分かるが、グラウンドでプレーする選手に何の過ちがあるのか。もちろん応援の有無が競技の結果に影響を与えたとは考えにくい。ただ、彼らの純粋なサッカー愛がレッドデビルズという集団の意志の表現欲で隠れたのではないかと気にかかる。



【時視各角】サッカーはサッカー場で、歴史は教室で(2)

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