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<東アジア杯>韓国サッカー、ストライカーの種が絶滅?

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

東アジアカップ2013の韓国対日本の試合での韓国代表選手。

韓国サッカーのストライカー資源が途絶えた。現場では「種の絶滅」という表現まで出ている。2013年東アジアカップで韓国は3試合で1ゴールという“貧攻”に苦しんだ。

洪明甫(ホン・ミョンボ)監督(44)はKリーグクラシック(1部リーグ)で活躍中の金信旭(キム・シンウク、25、蔚山)と金東ソプ(キム・ドンソプ、24、城南)、徐東鉉(ソ・ドンヒョン、28、済州)を選抜したが、3選手は今大会で1得点もできなかった。ともに精彩を欠いた。ついに洪監督は日本戦で金東ソプを抜いて攻撃型MFのチョ永哲(チョ・ヨンチョル、24、大宮)を投入し、正統FWが1人もいない“ゼロトップ”を実験した。

ゴールゲッター不足は今大会だけの問題でない。朴主永(パク・ジュヨン、28、アーセナル)が登場した04年以降、目を引くほどの若いストライカー資源が出ていない。韓国サッカーが成績不振に陥った03年当時でも、まだ金度勲(キム・ドフン)、禹成用(ウ・ソンヨン)、曺宰榛(チョ・ジェジン)ら大型ストライカー資源があふれていた。10年でこうした資源がすべて消えたのだ。


前韓国代表監督のチェ・ガンヒ全北監督は「李東国(イ・ドングク)と朴主永(パク・ジュヨン)、金信旭を除けば、これというFWがいない。推薦してほしい」と問い返した。

◆KリーグもFW不足

プロサッカーでもFW不足が目立っている。2013シーズンKリーグクラシック(1部リーグ)で現在得点ランキング10位に入る韓国人FWは李東国(34、全北)と金信旭しかいない。韓国人FWは外国人FWに劣勢となり、着実に得点している韓国選手のポジションはMFだ。

Kリーグで監督6年目の黄善洪(ファン・ソンホン)浦項スティーラーズ監督は「FWの資源がない」とため息をついた。浦項は最近、34歳のFW金殷中(キム・ウンジュン)を江原FCからレンタルで迎えた。黄監督は「韓国で新しい顔が出てこない。KリーグでもFW資源が不足している。ユースでもFW資源が見えないのがもっと大きな問題」と指摘した。

◆正統FW忌避

ユースサッカーチームの指導者は「幼い選手がFWを避ける現象がある」と伝えた。ある高校サッカー関係者は「才能がある若い選手はFWより側面MFを好む。朴智星は欧州で成功したが、FWは失敗するケースが多いため」と説明した。続いて「KリーグでもFWは外国人選手を起用するケースが多く、競争で生き残るのが難しい。このため若い選手がFWの選択を避けたがる」と話した。

時代の流れに合わないユース育成システムの「成績至上主義」も問題だ。結果を出さなければ大学進学も難しくなるため、監督は“勝つためのサッカー”をしている。長身のFW1人を立たせておいてポストプレーを求めることが多い。

慶尚南道統営で4年前からユースチームを指導している金浩(キム・ホ)日刊スポーツ(IS)解説委員は「ユースチームが変わらなければ、韓国は現代サッカーに合ったFWは輩出できない。中高校の監督が勝利にこだわってポストプレーばかり求めるが、こうした環境では良いFW選手は育たない」と話した。



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