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制止する韓国側に「ごろつきども」…開城会談決裂の危機(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

24日午後、第6次開城(ケソン)工業団地の南北当局者実務会談の終了後、朴哲洙(パク・チョルス)北側団長の記者会見を防ごうとする南側代表団が北側関係者たちに制止されていた。(写真=共同取材団)

「こんなケースがどこにあるか。私たちに対して話をすべきだ」。(韓国側支援要員)

「私たちの自由だ」。(北朝鮮補助要員)

25日午後5時23分。開城(ケソン)工業団地内の総合支援センター4階の韓国側記者室では、険悪な雰囲気の中で南北会談関係者たちの間に小競合いが起こった。朴哲洙(パク・チョルス)団長と10人余りの北側関係者が予告なしに記者室に押しかけた中でのことだ。事前協議なしに相手側の報道機関と接触するのは、南北会談史上初めてのことだ。現場にいた共同取材団の記者たちが直通電話でソウル三清洞(サムチョンドン)の南北会談本部記者室に「北側が乱入した」と急いで知らせてくるほど状況は緊迫した。


北朝鮮側は、韓国側の関係者たちが対応できないよう13階会談場から記者室に通じるエレベーター4台を全て動かせないように掌握した後に行動を開始した。北側に入った韓国代表団は代表3人と支援要員21人、記者団17人。支援要員には会談戦略と運用を担当する当局者のほかに会談場の安全・セキュリティーのための関係当局職員も含まれていたが、彼らは朴団長らがプレスセンターに現れたことを全く知らずにいた。

朴団長は準備してきたA4用紙3枚分の記者会見文を急いで読んだ後、非公開が慣行である北側会談の提案が入った資料を分けた。10分ほど過ぎて南側の関係者たちが駆け付けて制止するとすぐに朴団長は南側代表団に向かって「ごろつきども」と非難した。6日に始まった開城工業団地正常化のための当局会談が事実上決裂していることを表わす場面だ。

この日の会談が順調でないということは、南側代表団が会談場に到着する瞬間から予告されていた。北側の朴団長は、韓国代表団が到着する時さえも会談場のドアの前に出ていなかった。金基雄(キム・ギウン)首席代表が車両から降りずにいると、その時初めて出迎えのために姿を見せた。



制止する韓国側に「ごろつきども」…開城会談決裂の危機(2)

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