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「耐えて最後まで集中する」…不況の克服、朴仁妃のゴルフスタイルに学べ=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
アウトドア用品会社ブラックヤクのカン・テソン会長は1日、米女子プロゴルフ(LPGA)の朴仁妃(パク・インビ)選手のUSオープン優勝を見守りながら、「清渓川(チョンゲチョン)時代」を思い返していた。彼は1973年に50万ウォンを元手にソウル・清渓路の一間の部屋で事業を始めた。カン会長は「これまで世の中になかった商品を作るという当時の創業意志と、『いくら厳しくても愚直に自分の道を行く』という朴選手の覚悟がオーバーラップされた」と話した。中国や欧州などで成果を出しているこの会社は2020年に世界1位に跳躍するという目標を立てている。

世界の女子ゴルフ史を書き換えた朴仁妃選手の3連勝は企業家にも「響きのメッセージ」として伝わった。ゴルフを楽しんでいても、そうでなくても、「朴仁妃式石仏スタイル」が危機克服経営と一脈通じるためだ。特に最近の低成長基調を突破するベンチマーキング モデルになるという説明だ。カン会長は、「大会期間ずっと彼女のショットは揺らぐことがなかった。瞬間的に優勝して消えていく選手ではないということが即座にわかった。このような粘り強さを企業家も見習わなければならないだろう」と強調した。企業の最高経営責任者(CEO)が挙げた朴仁妃式ゴルフの経営キーワードは粘り強さと危機管理・勝負欲・集中力・肯定マインドだった。

◇28カ月間スポンサーいない悲しみ乗り越え


ファチョン機械のチョ・ギュスン社長は朴選手の試合を企業経営になぞらえて分析した。成功する経営はしっかりとした基本技と危機管理・繊細さが調和を作り出すが、朴選手のプレーがこれに完全に一致するという話だ。特に彼は朴選手の感情起伏がないプレーを高く評価した。1997年から代表理事を務めているチョ社長は、「企業は危機の時に表情管理が重要だが、朴選手は20代の年齢なのに大会中はずっと冷静さを維持していた。年齢に関係なくリーダーが持たなければならない姿勢だ」と助言した。

朴選手は5月にKB国民銀行と契約する前まで28カ月間メーンスポンサーがいなかった。実力は優れているが商品価値が足りないというのが理由だった。2011年にはある中小企業にスポンサーと関連して詐欺に遭うつらい記憶もあった。日本の企業から後援提案があったが朴選手の意志は明確だった。「韓国企業とともに成長したい」ということだった。



「耐えて最後まで集中する」…不況の克服、朴仁妃のゴルフスタイルに学べ=韓国(2)

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