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長期不況の生存法求め資産市場で日本に学ぶ動き=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

日本に似ていく韓国GDP成長率。

韓国金融持ち株会社の金楠玖(キム・ナムグ)副会長は最近ソウルを訪問した野村証券副社長に会った。この席で金副会長は日本の長期不況で生き残った野村証券の生存術に大きな関心を見せたという。金副会長はすぐに「日本の資産市場から得る教訓が何か勉強せよ」と注文し、「資産管理コンサルティング型に生まれ変わらなければ今後生き残りは厳しい」という結論を下したという。

資産市場で日本学習熱が熱い。韓国経済史上類例がない低成長・低金利時代に入り込む可能性が大きくなったためだ。すでにあちこちでシグナルが現れている。海外の投資銀行は今年の韓国経済が2.7%成長すると予想する。しかもこの数値は時間が経つほど下がっている。この分野で日本は大先輩だ。韓国に先立ち20年間低成長・低金利のトンネルを通ってきた。ノウハウが積まれている可能性が大きい。ウリィ投資証券も最近黄聖虎(ファン・ソンホ)社長を含めたチームがベンチマーキングのために日本に行ってきたりもした。

近い日本はいつも参考対象であり、日本から学ぶことはいまさらのことではない。だが、最近の関心は特別だ。資産バブルがピークに達した1989年前後もそうだった。その時はうまく行く時はどのようにするのかを学んだ。日本の証券市場は当時絶頂だった。1989年末に日本の株式時価総額は米国の株式時価総額の1.5倍に達した。だが、90年代初期に日本経済が墜落しすべての視線は米国に移った。そして20年余り、再び日本に注目することになった。今度は不況で生き残ることだ。


韓国投資証券のパク・チュンジェ研究員は、「90年代以後の日本はディレバレッジングによる経済環境の変化に社会がどのように適応したのかをよく示した事例だ」と日本ベンチマーキング熱の背景を説明した。

証券業界が挙げる低成長時代の日本の投資の話題は「現金の流れ創出」と「海外投資」の2つだ。ウリィ投資証券の黄社長は、「日本の投資商品の90%が月支給型。引退資産の増加とかみ合い韓国でも似た流れが現れるだろう」と話した。また、国内金利があまりにも低いと見ると2000年代初めに日本の個人投資家は低金利の日本円を両替し海外投資に乗り出した。特に高成長国の国債と高利回り債券を多く買った。未来アセット証券によると日本の大手投資信託会社の国際投信顧問の「グローバル・ソブリン・オープン」には一時5兆円を超える資金が集まったりもした。ウリィ投資証券のウ・ダヒ研究員は、「2002年ごろは海外国債、2004年には不動産投資信託、2007には高利回りオーストラリア債券、2010年にはインフラファンドなどが日本で人気を呼んだ金融商品だ」と話した。結局預金より利回りが高く、株式のようなリスク資産よりは安定的で、依然として高成長を謳歌する海外新興市長に投資できる金融商品が韓国でも人気を得る可能性が大きいという予想だ。



長期不況の生存法求め資産市場で日本に学ぶ動き=韓国(2)

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