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<韓中首脳会談>貿易3000億ドル、2015年達成へ…FTA交渉に弾み

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓中首脳会談を契機に、その間停滞していた2国間の自由貿易協定(FTA)交渉に弾みがつく見込みだ。両国首脳が“高いレベル”のFTAを早期に締結することで合意したからだ。

「FTAを通じて2015年に両国間の貿易額を3000億ドルとする」という具体的な目標を設定し、「両国が世界の経済成長を牽引するよう努力する」という一種のビジョンも提示した。

すでに韓国は米国・欧州連合(EU)・ASEAN(東南アジア諸国連合)など世界経済の60%に該当する地域とFTAネットワークを構築した。10大貿易国のうち、米国・EU・ASEANとともにFTAを締結した国は韓国が唯一。


にもかかわらず、韓国のFTAはまだ完成度が落ちるという指摘を受けてきた。昨年の貿易額が2151億ドルにのぼる最大貿易国の中国とは、まだいかなる結実もないからだ。各論どころか、大きな枠組みもない。両国間の隔たりがあまりにも大きい。

ユ・ソンウ産業通商資源部東アジアFTA推進企画団課長は「韓国が輸出する製造業に対しては中国が敏感になり、中国が輸出する農水産物に対しては韓国が敏感になっている」と説明した。

韓国は地理的に近い中国の安い新鮮食品・水産物などが一気に国内に流れ込むと予想している。一方、中国は農水産物を積極的に輸出しようとするが、自動車部品、石油化学、鉄鋼など韓国が強い分野では閉鎖的だ。こうした理由のため、韓中FTA交渉はその間、特に進展がなかった。しかし今回、両国の首脳がFTA、それも開放度を高めたFTAを早期に締結することに合意しただけに、今後の交渉に弾みがつくという見方が出ている。

玄オ錫(ヒョン・オソク)経済副総理兼企画財政部長官もこの日開かれた対外経済長官会議で、「韓中FTA交渉が始まって1年が過ぎた」とし「1段階の交渉を終える実質的な進展を模索する必要がある」と述べた。

2012年の貿易規模が3兆8670億ドルと、世界貿易全体の10.5%を占める中国とFTAを締結する場合、韓国のFTAネットワークはより大きな力を発揮すると予想される。韓中FTAで隣接した巨大経済圏の中国内需市場への接近性を高め、東アジア地域経済統合の議論で主導権を確保することもできる。



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