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韓国・天安の新モニュメント『Manifold』が話題…日本の名和晃平氏が製作

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

天安(チョンアン)新世界デパート忠清(チュンチョン)店前にある彫刻公園のまん中に新しくできた公共造形物『 Manifold 』。道行く人がその間を通り過ぎたり、その下に立って雨をさけることもできる。(写真=アラリオギャラリー)

京都造形芸術大学の名和晃平准教授は、東日本大地震が起きた2011年3月11日、韓国から日本に戻る飛行機の中にいた。天安(チョンアン)の新世界デパート忠清(チュンチョン)店前の公共造形物のプレゼンテーションを終えて戻ってくる途中だった。

そして2年余り後、デパートの前には大爆発後の煙がもくもくと発散しているかのような形態の白い造形物が現れた。名付けて『Manifold』。

18日、今回の作品の前で会った作家は「中は空洞で、表面で膨張する構造だ。私たちの社会が膨張するほど中は空っぽになるような虚無感を遠回しに表現した。サイズが大きくなるほど内面の空虚感も大きくなる」とした。彼はさらに「膨張して縮小される過程で、新しい生命が連鎖的・多発的に誕生する。このような形態は人間社会でぶつかり合う情報・エネルギーとも似ていて、人間が制御できる時は便利だがそうでなければ怪物になる」と警告した。


高さ13メートル、幅16メートルのこの作品は、数多くのパイプを1カ所でつないだ構造物だ。中国の工場で基本パーツを作っり日本の工場でその表面を整え試験的に組み立てた後、天安に持ってきて102日間で設置した。2年間で100人余りがかかわった。

デパートそばのアラリオギャラリーでは3年間の制作過程を紹介したドキュメンタリー映像と一緒に名和氏の新作も展示する。作品価格は50億ウォン(約4億2300万円)。



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